年次株主総会とは
年次株主総会とは株主を構成員とし、今後の経営方針や重要事項を決定する集会のことをいいます。通常、毎年1回行われ、社長をはじめとした取締役は会社の年次報告書を株主に報告します。
ネンジカブヌシソウカイ・年次株主総会の定義
株式会社の場合は年次株主総会を毎年開催します。一方、教育機関や慈善団体といった組織も、重要事項を話し合うために年次総会を開催する場合があります。
年次株主総会では何が行われますか？
年次株主総会では、1年間の経営成績の状況および将来の経営方針が議論されます。株主にとっては直接取締役に対して質問する絶好の機会となります。経営成績や方針に不満がある投資家はこの場で改善を要求します。特に物言う株主（アクティビスト）にはその傾向があります。
年次株主総会が開催される前から議決権を投票することができます。この方法も株主の意見を会社に伝える重要な手段となります。これまでは郵送で議決権の内容を会社に送っていましたが、最近ではインターネットでの投票も増えています。
年次株主総会の例
年次株主総会の日程や場所は企業によって選定されます。著名な投資家Warren Buffet氏が率いるBerkshire Hathawayの年次株主総会は、本社があるネブラスカ州オマハで開催され、毎年1万人を超える株主が出席します。同社の総会は「資本家達のウッドストック」として知られています。
大企業の年次株主総会では、ときに豪華な食事や趣向を凝らしたエンターテインメントを提供する場合があります。対照的に多くの中小企業は弁護士事務所で総会を開催する傾向にあります。どのようなかたちの年次株主総会でも、基本的には経営成績と今後の方針が議論される場なので、総会自体は淡々と進行していきます。
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