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ヒリュウドウシサン・非流動資産の定義

非流動資産とは

非流動資産は固定資産とも呼ばれています。これは、会計年度中に価値が実現されない資産のことです。例えば、無形資産などの固有の価値を持たない資産、不動産や土地などの決まった期限のない資産のことです。

非流動資産は資産計上されます。つまり、会社が資産を購入した年に費用を会計処理するのではなく、予想される耐用年数に応じて費用を分散させます。

また、非流動資産は、無形固定資産と有形固定資産に分類することができます。これらの資産は、毎年価値が下がった分を減価償却費として計上します。

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流動資産とは

流動資産は、通常1年以内に現金化または費用化できる資産のことです。流動資産には売掛金、棚卸資産、前払い費用などがあります。一方、1年以内に現金化または費用化できない場合、非流動資産に分類されます。

  • 売掛金:取引先との営業取引で生じた代金のうち、未収のものを計上する勘定科目
  • 棚卸資産:販売の目的で一時的に保有している商品や製品
  • 前払い費用:保険料、管理費、家賃など会社が前払いする費用

非流動資産の分類

固定資産は①長期投資、②固定資産(有形固定資産など)、③無形資産(特許や商標など)に分類して貸借対照表(バランスシート)上に表記します。

非流動資産の例

非流動資産の例として、携帯電話メーカーの会計処理を見ていきます。
A社は、携帯電話を作るための機械を2,000万円で1台購入しました。この機械の予想される耐用年数は10年です。この機械が必要なくなった場合、A社は200万円で売却可能と想定します。

このシナリオでは、機械の減価償却費は180万円です。具体的な計算方法と会計の処理は、以下となります。

① 購入価格から売却価格を差し引きます:2,000万円-200万円(1,800万円)
② ①で計算された値を耐用年で割り残存価値を計算します:1,800万円÷10(180万円)
③ 機械の耐用年数が終わるとき、A社は残存価値である180万円を会計処理します

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