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問題 1 / 10

ファンダメンタル分析の目的は何を識別することですか。

  • A 稀にしか取引されることのないほとんど知られていない資産
  • B 実質的な公正価値とは異なる価格で取引される資産
  • C 短期取引に適しているボラティリティの高い資産
  • D 著しい値動きを示す可能性が少ない安定した安全な資産

解説

ファンダメンタルアナリストは、いずれの資産も実質的な公正価値があり、価格は当然、その価値に収束していくものと考えています。価格の調整が起こる前に取引を行うことで利益を確定させることを目指します。

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問題 2 / 10

ファンダメンタルアナリストは、どのアプローチを取る傾向にありますか。

  • A まず大きな全体像を描くトップダウンアプローチ
  • B まず微細な詳細を把握することから始まるボトムアップアプローチ
  • C チャートのデータやトレンドを分析する数学的アプローチ
  • D 過去の値動きのパターンを把握する遡及的アプローチ

解説

価格データおよびトレンドが焦点になるテクニカル分析と異なり、ファンダメンタル分析では、マーケットを取り巻く全体像を把握します。アナリストは通常景況観全体を観測し、その上で各セクターへとその分析を掘り下げていきます。最終的にセクターに属する個々の銘柄を詳細に研究します。

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問題 3 / 10

将来の株価に影響を及ぼすかもしれない困難な状況を示す「レッドフラッグ(危険信号)」とみなされる要因を選びなさい。

  • A 競合企業が革新的な製品を発表している
  • B 企業が営業活動を行っている国が厳しい経済指標を公表している
  • C 経営陣に不測の異動が見られる
  • D 上級経営者が株式の保有割合を減らしている
  • E 上記のすべて

解説

企業の健全性を評価するには、国内外の経済状態、会社の営業や経営体制をはじめ、複数の要因を検討する必要があります。上記の要因のいずれもが、事業のトラブルを必ずしも示すものではありません。例えば、競合企業の革新により、自社のより優れた製品の開発が推進されることになるかもしれません。しかし、最終的な意見をまとめる際にこれらの事柄を考慮に入れることは重要です。

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問題 4 / 10

景気後退局面では、どのセクターが景気後退の影響を最も受けないでしょうか。

  • A テクノロジー
  • B ユーティリティ(公益事業)
  • C サービス
  • D 上記以外

解説

電気ガスなど公共サービス事業は、消費者の購買力の変動による影響の度合いが最も小さい分野です。景気後退局面にあっても人々は家庭での電熱を常に必要とし、電気などを利用します。しかし、娯楽や旅行、ぜいたく品の購入を差し控える傾向にあり、そうした分野に属する企業の株価も影響を受けます。

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問題 5 / 10

企業のバランスシートから何が分かりますか。

  • A 収益と利益
  • B 主要な競合企業と比べた現在の企業規模
  • C 資産、負債および資本
  • D 過去5年の成長率

解説

バランスシートで会社の期末時点の資産、負債および資本を一目で理解することができます。

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問題 6 / 10

会社の負債資本比率を計算する理由は何ですか。

  • A 財務レバレッジを測定すること
  • B 収益性を評価すること
  • C 現在の株式の価値を導き出すこと
  • D 配当水準を決定すること

解説

負債資本比率は、会社の負債を資本で除することにより導き出すことができます。それにより、企業の負債状況を理解することができます。比率が高ければ、企業は成長計画に向けて大胆な資金調達を行っていると言えますが、同時に、実質的な支払利息を支払わなければならず、リスクが高まります。

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問題 7 / 10

企業が「利益の質」が良いと表現される場合、それは何を意味しますか。

  • A 高級品を販売することで収益を創出する
  • B 少なくとも5年間、一貫して利益を上げている
  • C 営業活動からのキャッシュが当期純利益を上回る
  • D 債務がほとんどない

解説

企業の営業活動からのキャッシュフローが当期純利益を上回る場合、それは、利益の実質的な部分がキャッシュに転換されていることを示唆します。つまり、企業は、その営業活動が効率的に実施されていることを示唆しています。

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問題 8 / 10

損益計算書をうまく表現しているものを選びなさい。

  • A 将来の収益性を示す会計上の成績表
  • B 企業のキャッシュの保有額を計算する公式
  • C 今後5年間の収益を予測する計算表
  • D 収益は合法的な手段によるものであるとの宣言

解説

企業の損益計算書は、一定期間にわたる財務業績を測定した計算書です。売上額(収益)とそのためのコスト(費用)を比較します。売上からの収益が、そのための費用を下回る場合、企業のビジネスモデルに不備がある可能性が高く、将来の収益性が疑問視されることになります。

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問題 9 / 10

次のうち、ファンダメンタル分析を利用するメリットとならないことを選びなさい。

当てはまるものをすべて選択してください
  • 長期的トレンドを把握する際の一助となる
  • 事業に関する洞察力を得る
  • チャート上のデータのより深い理解を得る
  • 株式の現物価格を把握する
  • 素早い利益を確保する良い方法である

解説

ファンダメンタル分析は、資産価値に影響を及ぼすその他のすべての要因を評価することで、チャート上のデータが焦点になるテクニカル分析を補完します。事業がどのように実行されているかのより深い理解を得ることができ、ポテンシャルの高い企業を特定できるようになります。一般的にファンダメンタル分析は、長期的なトレーダーおよび投資家にとって最も有用となります。というのも、一般的に値動きが生じる前のタイムスケールを予測することができないからです。

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問題 10 / 10

企業の株価はどれに等しいですか。

  • A 負債資本比率
  • B 時価総額を発行済株式数で除した値
  • C 時価総額を収益で除した値
  • D 売上総利益を発行済株式数で除した値

解説

各株式は、事業の全体的な価値-時価総額-に対する持分となります。したがって、株式数で時価総額を除すると株価が得られます。

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