CFD取引
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CFDとは何か
CFDとは現物の受け渡しがない代わりに、取引開始時と終了時における資産価値の差額を決済することに合意する取引です。
CFDは、原資産の価値から価格が派生するデリバティブ取引です。例えば、金価格が上昇すると予想してCFDを通して金取引を開始したとします。金価格が実際に上昇したところで取引を終了すれば利益となり、下落すれば損失になります。
当然、市場が予想通り展開すればそれだけ利益は拡大し、予想を下回ればその分損失が拡大します。また、現物を所有しないため、原市場の価格が上がっても下がっても、利益を得ることができます。つまり、買い持ちも売り持ちもできるのです。
CFDを取引する
どのCFD市場でも、双方向の価格が提供されます。例えば、あるプロバイダーがスポット銀に1650/1653(原市場の16.50ドル/16.53ドルに相当)のスプレッドを付けたとしましょう。
- 1650はあなたが「売る」ことができるビッド価格(ショート)です。
- 1653はあなたが「買う」ことができるオファー価格(ロング)です。
スポット銀の価格が上がると思ったらオファー価格での「買い」、下がると思ったらビッド価格での「売り」を選びます。
取引開始前に、ポジションを持つための証拠金を入金する必要があります。
取引のサイズに関しては、CFDは標準化された取引、つまりロットで取引を行います。取引サイズは資産によって異なりますが、大抵は原市場の取引形態を反映しています。
スポット銀の例に戻ると、銀は原市場の取引単位が5000トロイオンスなので、ほとんどのCFDプロバイダーは5000トロイオンスの取引サイズを採用しています。つまり、1ポイントが50ドルの値動きに相当します。
まとめ
- CFDは、原資産価値の変動に応じて決済を行う契約です。
- CFDは実際に所有していない金融商品の価値変動によって利益を得る手段です。
- トレーダーは、CFDでロングあるいはショートのポジションを持ち、価格が上昇しても下落しても利益を得る可能性があります。
- CFDはロットと呼ばれる標準単位で取引され、そのサイズは資産によって異なります。
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