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テクニカル分析

レッスン 1 / 11

はじめに

取引戦略を立てるにあたり最も重要なのが銘柄分析です。情報を取集し、将来の動きを、知識と経験に基づいて予測する必要があります。

銘柄分析の手法は大きく分けて、テクニカル分析とファンダメンタル分析に分けられます。

テクニカル分析はチャートを利用し、過去の相場の値動きに着目するのに対し、ファンダメンタル分析では相場に影響を与える可能性のあるあらゆる要因に着目します。

トレーダーにはテクニカル分析を重視するテクニカル分析派と、ファンダメンタル分析に比重を置くファンダメンタル分析派が存在し、互いに優位性を主張し合っていますが、両手法を理解し、バランスよく活用するのが理想的です。

ここではテクニカル分析について解説をしていきます(ファンダメンタルは別のコースでご説明します)。

テクニカル分析とは何か?

テクニカル分析は、過去に起こったパターンは未来にも起こりうるとの考えに基づいています。ただし将来の値動きを保証するものではないため、テクニカル分析の通りに実際になるわけではありませんのでご注意ください。

トレーダーが、過去の相場の値動きをテクニカル分析する際に、欠かせないのがチャートです。チャートが示す相場のトレンドやパターンから、次の売り買いのトレンドを読み取ることができます。つまり、過去のチャートから規則性(パターン)を見つけ出し、それを将来のトレンド予測に活かそうとするのがテクニカル分析です。

例えば、大手製薬企業であるEFGの株価が、サポートラインである100ポイント近辺まで下落すると、その後すぐに上昇するというパターンを繰り返している場合、テクニカルトレーダーは、次に100ポイントまで株価が下がったとき、パターンが繰り返されると予測し、同社の株を買うでしょう。

テクニカル分析では、この100ポイントのラインをサポートラインと呼びます。サポートラインおよびその他のパターンに関する詳細は後ほど別途解説します。

まとめ

  • 銘柄分析は、テクニカル分析とファンダメンタル分析の2つのタイプに分類されます。
  • テクニカル分析は、過去に起こったパターンは未来にも起こりうるとの考えに基づいています。
  • テクニカル分析重視のトレーダーは、過去の相場変動からパターンを見つけ出し、将来のトレンドを予測します。
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