【ドル円 (USD/JPY)】今日の見通しとチャートポイント
ドル円(USD/JPY)は、142円台で売り買いが交錯している。今日の東京時間に10日線を上方ブレイクするも、200日線の突破には失敗した。本日、ドル円が上値をトライする局面では、この移動平均線の攻防に注目したい。一方、ドル円が下落しても、その幅は限定的となろう。詳細はIG為替レポートをご覧ください。
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サマリー
・ドル円は米ドル安の影響を受け、上値の重い状況が続いている
・ドル円の上昇の局面では、200日線の攻防が焦点となろう
・ドル円が下落しても、材料不足もありその幅は限定的となろう
ドル円、今日の見通しとチャートポイント
米ドル安の影響を受けるドル円
26日の外為市場は円安優勢の展開となった。ユーロ円(EURJPY)やポンド円(GBP/JPY)など、主要なクロス円は上昇した。
一方、ドル円(USD/JPY)は円安にサポートされるも142円台で小動きとなり、上昇の局面では10日線(今日現在142.56レベル)がレジスタンスラインとして意識された。
今月19日に開かれた日銀金融政策決定会合で、植田日銀は現行の金融緩和政策を維持した。それ以降、一部の新興国通貨(トルコリラ、南アフリカランド、中国人民元)を除いたクロス円は、円安優勢の状況にある。
その一方、対米ドルでは円高優勢の状況にある(下のチャート、赤枠を参照)。しかし、その幅は限定的である。
円相場の動向:12月19日以降(日銀イベント以降)
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上昇局面では200日線の攻防が焦点に
本日も外為市場を動かす材料が少ない。よって、ドル円(USD/JPY)はレンジ相場が予想される。
今日の東京時間にレジスタンスラインとして意識されている10日線を突破してきた。しかし、142.88レベルで推移している200日線の手前で反落する状況にある。
今月15日と22日の市場では、この移動平均線(200日線)で相場の上昇が止められた経緯がある。米債市場で長期ゾーンの利回りが低下の基調を維持していることも考えるならば、ドル円の上昇局面では200日線で反落する展開を警戒しておきたい。
一方、ドル円が200日線を完全に突破する場合は、143.00のトライが焦点として浮上しよう。
テクニカルの面では、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準143.04レベルの攻防が焦点となろう(下の1時間足チャート、緑ラインを参照)。
ドル円のチャート:日足 23年7月以降
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下落幅は限定的
一方、ドル円(USD/JPY)が下値トライの展開となっても、市場を動かす材料に乏しい状況を考えるならば、下落幅は限定的となることが予想される。
目先の焦点は、サポートポイントとして意識されている142.00レベルの攻防である。この水準を下方ブレイクした後、反発の局面で142.00レベルがレジスタンスの水準として意識される場合は、下落幅の拡大を警戒したい。
しかし、下値トライのムードが高まっても、IG為替レポートで注目しているフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準141.33レベルを視野に下落幅が拡大する可能性は低い(上の日足チャート、赤ラインを参照)。
まずは、直近の相場をサポートしている141.80台の攻防に注目したい(下の1時間足チャートを参照)。ドル円がこの水準(141.80レベル)を完全に下方ブレイクする場合は、141.50レベルを視野に下落幅の拡大を想定しておきたい。
ドル円が141.50レベルをも下方ブレイクする場合は、141.30台をトライするシグナルと想定しておきたい。
1時間足のストキャスティクスを軸に相場の動向を探りながら、上で述べたサポート水準をドル円がトライする局面で、ストキャスティクスが売られ過ぎの水準まで低下している場合は、反発相場を想定しておきたい。
一方、ドル円が上で述べたレジスタンスの水準をトライする局面でストキャスティクスが買われ過ぎの水準にある場合は、調整の反落相場を意識しておきたい。
ドル円のチャート:1時間足 12月19日以降
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