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FXとは
FXとは「Foreign Exchange」の略で、元々は外国為替取引のことをいいますが、最近では外国為替証拠金取引を指し示すものとして一般的な言葉になっています。ドルやユーロなどの外国通貨(為替)を交換・売買し、その差益を目的として取引を行う金融商品です。
外国為替市場は世界各国の金融機関等が参加する、取引量・流動性とも世界最大の金融市場です。世界中の外国為替取引における1日の推定取引高は6.6兆米ドル1と言われています。
外国為替取引は実用的な目的で行われていますが、大部分はFXトレーダーが利益を得るために行っているものです。毎日大量の通貨が交換されるため、通貨によっては価格変動が非常に激しいものもあり、FX取引を始める際には注意しておく必要があります。
FX取引を始める前に知っておきたい基本事項
FX取引の基礎知識・FX用語
通貨ペアとは
FXでは常に、ある通貨を買うために別の通貨を売ります。そのため、その価格は買われる通貨と売られる通貨の組み合わせ(ペア)で表示されます。これを「通貨ペア」と呼びます。金融市場では、通貨をアルファベット3文字で表します。日本円なら「JPY」、イギリスポンドなら「GBP」といったように、大抵は地域を示す2文字と通貨を示す1文字の組み合わせからなっています。例えば「USD/JPY」の通貨ペアは、米(US)ドル(D)を売って(買って)、日本(JP)円(Y)を買う(売る)ことを意味します。
主な通貨ペアは次のカテゴリーに分けることができます。
メジャー通貨ペア: 世界の外国為替取引の80%超を占めている6つの通貨ペア。ユーロ/ 米ドル、米ドル/日本円、英ポンド/米ドル、米ドル/スイスフラン、米ドル/カナダドル、豪ドル/米ドル
マイナー通貨ペア: 取引量が少ない通貨ペア(米ドルを除く)。ユーロ/英ポンド、ユーロ/スイスフラン、英ポンド/日本円など
エキゾチック通貨ペア: 主要国通貨と、経済規模の小さい国または新興国の通貨を組み合わせたもの。 米ドル/ポーランドズロチ、 英ポンド/メキシコペソ、ユーロ/チェココルナなど
アジア・オセアニア、北欧通貨ペア: 地域によってカテゴライズされた通貨ペア。 ユーロ/ノルウェークローネ、豪ドル/ NZドル、 豪ドル/シンガポールドルなど
基軸通貨と決済通貨とは
通貨ペアのうち、最初(左側)に表示される通貨を基軸通貨、2つ目に表示される通貨(右側)を決済通貨と呼びます。通貨ペアの価格は、基軸通貨1ユニットが決済通貨でどれ程の価値があるかを示しています。
USD / JPYの例で見ると、USDが基軸通貨、JPYが決済通貨です。USD / JPY が112.34円で取引されている場合、1ドルの価値は112.34円、ということになります。
ドルが円に対して上昇すれば、円に対する1ドルの価値が増えるため、通貨ペアの価格は上昇します。ドルが円に対して下落すれば、通貨ペアの価格は下がります。したがってFX取引では、通貨ペアの基軸通貨が決済通貨に対して上昇すると思ったら通貨ペアを買い、下落すると思ったら売ります。
ピップスとは
FXにおけるピップスとは、通貨ペアの価格が上昇または下降したときの動きを表す単位のことです。通常、1ピップスは通貨ペアの小数点第4位の値の動きに相当します。したがって、もしEUR/USDが$ 1.35361から$ 1.35471に推移すれば、1ピップス動いたことになります。
ただし、決済通貨の通貨単位がはるかに小さい時はこのルールは適用されません。その最も顕著な例は日本円で、小数点第2位の動きが1ピップスに相当します。例えば、¥106.452 から ¥106.462に推移した場合に、「1ピップス動いた」といわれます。ピップスよりも小さな小数点の桁は、フラクショナルピップ、またはピペットと呼ばれます。
ロット数とは
ロット数(Lot)とは、FX取引における通貨量の単位です。FXプロバイダーにより異なりますが、一般的に、FX取引における1ロットは1万通貨単位です。IG証券でも1ロット=1万通貨単位を採用しています。
例えば、1ドル=100円の場合、USD/JPYを1ロット取引しようと思うと、100円×10,000通貨=100万円の資金が必要になります。個人で毎回の取引に100万円を使うのは容易ではありません。そこで、レバレッジ取引が登場します。
日本国内では、最大レバレッジ25倍までの取引が可能です。上記の取引をレバレッジ25倍で行うとすると、必要な維持証拠金は100万円ではなく4万円となります。
レバレッジ取引では、このように少ない維持証拠金で取引を行えるというメリットがあります。半面、相場が予測通りに動かなかった場合、損失も拡大することになるため、事前のリスク管理が不可欠です。
FXの仕組み
FXの仕組みは、通貨を使用してある資産を購入する他の取引と基本的には同じです。FXの場合、市場価格は、別の通貨を購入するために必要なもう一方の通貨の量を示しています。例えば、通貨ペアUSD/JPYの現在の市場価格は、1ドルを購入するために必要な円の額を示しています。USD/JPY=110 の場合、1ドルを購入するためには110円が必要、ということになります。
各通貨は、ローマ字3字の独自のコードで表されます。主な通貨コードは次の図の通りです。
通貨ペアの「売り」「買い」とはどういう意味ですか
価格が上昇する――基準通貨が決済通貨に対して強くなると予測する場合には「買い」を選択します。反対に、価格が下がる――基準通貨が決済通貨に対して弱くなると予測する場合には「売り」を選択します。
ドルが円に対して強くなると思えば、ドル/円ペアを「買う」ことになります。つまり、1ドルを買うのにもっと円が必要になるということです。一方、ドルが円に対して弱くなる、つまり、ドルを買うのに必要な円の数が少なくなると思えば、ドル/円ペアを「売り」ます。
「スプレッド」とは何ですか
FX取引におけるスプレッドとは、売値と買値の差のことです。例えば、USD/JPYの買値が121.768で、売値が121.766の場合、スプレッドは0.2銭(0.2ピップス)です。買値の方が市場価格より高く、売値は市場価格より低いのが通常です。スプレッドはFX取引の際にお客さまにかかるコストであり、狭いほどコストが少ないことを表しています。
「レバレッジ」とは何ですか
レバレッジとは、少ない資金で大量の通貨を取引することができる手段です。通貨ペアの価格は極めて変動しやすい傾向にありますが、変動幅が比較的小さいため、トレーダーは大きな通貨単位であるロットでの取引か、レバレッジを利用した取引を行う必要があります。
レバレッジを利用すれば、少ない証拠金で多くの金額を取引することが可能です。レバレッジ取引においては、証拠金額でなく、総取引金額に基づいて損益が出ます。より大きな利益が出るチャンスであると同時に、時には証拠金を上回る程の多大な損失が出ることもあります。
「維持証拠金」とはなんですか
維持証拠金とは、レバレッジの取引ポジションを建て、それを維持するのに必要な資金のことです。証拠金ともいいます。そのため、レバレッジ取引は「証拠金取引」と呼ばれる場合があります。 維持証拠金の金額は、対象の金融派生商品(デリバティブ)や取引市場によってまちまちです。 例えば、ポンド/米ドルを1.35540で、5ロットの売りポジションを保有することにします。この場合、証拠金率は4%であるため、ポジションを建てるのに必要な証拠金は取引総額(1.35540×5ロット×10,000通貨単位)の4%、つまり2,710.8ドルとなります。
「スワップポイント」とはなんですか
IG証券では日をまたいでポジションを持ち越した場合、「受け渡し」を行うことなく自動的に「受け渡し日」を繰り延べる「ロールオーバー」方式を採用しています。そして、ロールオーバーする際に、受払いする2通貨の金利差相当分 を「スワップポイント」といいます。これにより、ポジションが清算されるまで繰り延べの作業が繰り返されますので、原則として取引期限は無期限となります。
なぜFX取引をするのか
通貨高・通貨安を予測することで利益をねらえる
FX取引では、ある通貨が他の通貨に対して強くなったり弱くなったりすることから利益を得るために、ドル円、ユーロドルといった通貨ペアに投機します。通貨ペアの価格が上昇しているときは、基軸通貨が決済通貨に対して強くなっていることを意味し、下落しているときは、基軸通貨が決済通貨に対して弱くなっていることを意味します。
これは、価格が上昇すると、基軸通貨を1単位買うのにより多くの決済通貨が必要となり、価格が下落すると、基軸通貨を1単位買うのに必要な決済通貨がより少なくなるからです。従って、基軸通貨が決済通貨に対して強ければ「買い」を選択し、弱ければ「売り」を選択して利益をねらうことになります。
FX取引のスタイルにはさまざまなものがあります。なかでも、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードと呼ばれる取引スタイルは人気があります。短期的な取引をしたいか、長期的に取引をしたいかどうかによって、適したスタイルを選びます。
リスクヘッジの手段としての活用
FXはリスクヘッジの手段としても使われています。リスクヘッジとは、リスクに対するエクスポージャーを軽減する方法です。他の保有ポジションの価値が下がった場合に、利益を得ることができるポジションを建てることによって損失分をカバーしようというものです。リスクヘッジがうまくいけば、損失の一部を相殺することができます。通貨の相関関係は、外国為替のエクスポージャーをヘッジするために利用することができます。例えば、EUR/USD と GBP/USD は同じ方向に動く傾向があるため、正の相関があるといえます。例えば、EUR/USD の買いポジションを持っている場合、潜在的な市場の下落をヘッジすることを目的に、相関関係にあるGBP/USD の売りポジションを保有することなどが挙げられます。
FXは24時間取引可能
FX取引は世界中で行われており、なかでも東京、ロンドン、ニューヨークは世界三大外国為替市場と呼ばれています。市場がさまざまな拠点にあるため、FX取引は時差を生かして24時間行うことが可能です。一日の取引はニュージーランドとオーストラリアで始まり、その後、日本からヨーロッパ、そしてアメリカへと移っていきます。アメリカで夜に終了した取引が、その後ニュージーランドへと再び引き継がれます。
外国為替市場に影響を与える要因
FX取引 を行う前に、外国為替市場に影響を与える要因について理解しておきましょう。外国為替市場は世界中の通貨で構成されています。そのため、値動きに影響を与える要因にはさまざまなものがあり、為替レートの予測はたいへん難しいものです。次のような要素はすべて、FX市場に影響を与える可能性があります。
中央銀行
FXの価格はその通貨を発行する中央銀行が設定する政策金利からも大きな影響を受けます。中央銀行は経済・金融政策のために政策金利をコントロールしており、一般的に高い政策金利が設定されている国の通貨は、保有することでリターンを得られる(金利を獲得できる)ため投資家に人気があります。政策金利を高く設定することでその通貨が多く買われる(より多くの資金が集まる)ため、集まったお金が経済活動に回り、経済が潤う仕組みです。
しかし同時に、金利が高いということはお金を借りるハードルが上がることも意味します。低金利の状態と比較して高金利の状態では、お金を返す時に必要な利息が増えるためです。
中央銀行のもう一つの金融政策に、通貨供給量(マネーサプライ)を増やして量的緩和を行うというものがあります。この量的緩和もFXの価格に影響を与えるものと見なされています。
政治経済ニュース
商業銀行をはじめとする投資家は、成長が期待できる市場に資金を投入したいと考えるものです。そのため、ある地域についてポジティブなニュースが市場に流れると投資が促進され、その地域の通貨に対する需要が高まります。一方、ネガティブなニュースが出れば、需要の減少が予想されるというわけです。このように、通貨はその地域の経済の健全性を反映する傾向があります。
各国によるインフレーション率やGDP(国内総生産)、製造業景況感指数、雇用者数増減や失業率など、景況感や雇用状態を示す経済指標もFXの価格に影響を与える要素の一つです。例えばユーロ圏のインフレ率が2%以上になった際、投資家は政策金利が高く設定されることを想定してユーロを買います。それにより、ユーロの需要が高まり、ユーロが米ドルに対し上昇、ユーロ高となることが予想されます。
センチメント(市場心理)
FXの価格変動は、全てが実体のある要因に基づいている訳ではありません。時には、マーケット・センチメント(市場心理)が相場を動かすこともあります。ある通貨に対して強気な見方(上昇するという見方)をする人が多いほど、実際にその通貨が上昇するといったことはよくあります。そのため、その銘柄に対して「市場は強気と見ているか」「弱気と見ているか」を把握することは、将来の価格変動を予想する上でとても重要だと言えるでしょう。
FXトレーダーが知っておきたいこと
FXには3つの取引市場がある
FXの取引には、主にスポット取引市場、フォワード(先渡)取引市場、先物取引市場の3つがあります。
- スポット取引市場:取引成立後、即日または数日内に対価の受け渡しを行う通貨間の取引市場。
- フォワード取引市場(先渡取引):将来の特定日または一定期間内に、契約時に設定した価格で通貨の売買を行う取引契約。
- 先物取引市場:将来の特定日に、契約時に設定した価格で特定の通貨の売買を行う契約。先渡契約とは異なり、先物契約は法的拘束力を持つ。
FXブローカーとは
FXブローカーは、通貨の売買に使用する取引システムへのアクセスを一般の投資家・トレーダーに提供します。例えば、IG証券でFX取引を行う場合、パソコンからお使いいただけるWebブラウザ版取引システム、またはトレーディング・アプリからお好みの方をお使いいただくことになります。併用も可能です。
FXブローカーは、通常スプレッドという形で取引コストを徴収します。スプレッドは、通貨ペアの「売り」価格と「買い」価格の差です。トレーダーは常に市場価格より少し高い値で買い、少し低い値で売ることになります。
従来、FXブローカーは顧客やリテールトレーダーに代わって通貨を売買していました。しかし、オンライン取引の台頭により、取引システムへのアクセスさえあれば、CFDなどの金融派生商品を使って自分自身で通貨を売買することができるようになりました。これは、FX取引は株式のように取引所で行われるのではなく、OTC取引であるためです。
FXの特徴、リスクを理解する
- 外国為替市場は世界で最も取引量の多い金融市場です。つまり、FXの価格は常に変動しているため、トレードのチャンスが多い市場であるといえます。
- 通貨ペアの中には、特に変動しやすいものがあります。多くのマイナー通貨ペアなど流動性の低いペアは、より動きが不安定になりがちです。
- 米ドルを含む通貨ペアは、世界の基軸通貨である米ドルの需要が高いため、流動性が高くなる傾向があります。
- FX取引では、市場の変動が激しいため、スリッページが問題になることがあります。FX取引におけるスリッページの影響を軽減するために、指値注文・逆指値注文、ノースリッページ注文を設定することをおすすめします。
- リスクを認識し、リスクを軽減するために適切な措置を講じるならば、FXには利益獲得のチャンスがあります。
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よくある質問
FX取引とはなんですか。
FX(外国為替証拠金取引)とは、ある通貨と別の通貨を交換することです。FXは常にペアで取引されます。つまり、ある通貨を売って別の通貨を買うということです。
FX取引と為替取引は違うのですか。
FX取引と為替取引は、どちらもある通貨を別の通貨に交換することを意味するので、違いはありません。FX取引や為替取引を行う場合、通貨ペアの価格が上昇するか下落するかを推測して利益を得ようとします。
FX取引で利益を出す方法は。
FX取引で利益を出すには、通貨ペアの値動きを正しく予測し、利益が出るポジションを建てることです。例えば、ある通貨ペアの価値が下がると思えば、売りを選択して市場の下落から利益を得ます。
一方、ある通貨ペアの価値が上がると思えば、買いを選択して市場の上昇から利益を得ます。
FX取引を始めるには、どうしたらいいですか。
FX取引を始めるには、FX取引口座が必要です。口座が開設できたら、どの通貨ペアで取引するかを決め、「売り」「買い」のどちらかを選択します。取引したいロット数を決め、注文を確定します。
注文を確定する前に、指値・逆指値注文などのリスク管理ツールもうまく活用することをおすすめします。
さらに、中央銀行の発表、ニュース報道、市場心理など、FX市場を動かすものは何かをよく理解し、それに応じてリスクを管理するための手段を講じることも必要です。
FX取引に必要なコストにはどんなものがありますか。
FX取引を行う際に支払う取引コストは、ブローカーによって異なります。しかし、多くの場合、レバレッジを使ってFX取引をすることになるので、ポジションを建てるために必要な初期資金を減らすことができることを念頭に置いておく必要があります。しかし、レバレッジは利益と損失の両方を増加させる可能性があることに留意してください。
IG証券でFX取引をする場合、スプレッドがお客さまのコストになります。スプレッドについて詳しくはこちらをご覧ください。
外国為替市場では、一日当たりどのくらいの額が取引されていますか。
毎日約6兆6,000億ドル相当の為替取引が行われており1、1時間あたりの平均取引額にすると約2,500億ドルです。市場は主に機関投資家、企業、政府、通貨投機家によって構成されています。投機が取引量の約90%を占め、大部分は米ドル、ユーロ、円の取引に集中しています。
外国為替市場には、どのような規制が適用されていますか。
FX取引は巨大な市場であるにもかかわらず、市場を24時間365日体制で監視する管理機関が存在しません。そのため、規制はほぼありません。代わりに、すべてのFX取引業者が一定の基準を遵守することを保証するために、日本では金融庁、英国ではFCA(金融行動監視機構)といった、FX取引やその他の市場を監視する行政機関が世界中に存在します。
FX取引における「ギャップ」とは何ですか。
ギャップとは、市場で取引が一定期間行われない、または取引量が極めて少ないことによって大きな価格差が生じ、取引価格の流れに「穴」が生じる状態のことです。外国為替市場においてもギャップは発生しますが、平日24時間取引を行うことができるので、他の市場に比べてはるかに少ないです。
しかし、市場にとって予想外の経済データが発表されたり、週末や祝日明けに取引が再開されたりすると、ギャップが生じることがあります。外国為替マーケットは週末にかけて投機的取引を決済することはできませんが、市場自体は中央銀行や関連機関に開放されています。そのため、日曜日の夜の始値と金曜日の夜の終値に大きな差が生じ、ギャップにつながる可能性があります。
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1 国際決済銀行(BIS)「世界の為替取引量調査」より2019 年 4 月の 1 日当たりの取引量