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債券先物CFDの取引方法は、大きく次の3ステップに分けられます。取引は、すべてオンラインの取引システム上で行います。
1. 債券の銘柄を選ぶ
日本国債、米国債、ドイツ債、英国債、フランス債、イタリア債などからどの銘柄を取引するか選びましょう。
2. 「買い」か「売り」かを選ぶ
CFDでは、「買い」からだけではなく「売り」からも取引をスタートさせることができます。
3. 注文を確定する
取引システム上(またはアプリ)で注文確定を選択すると、ポジションを保有することができます。
次に、債券先物CFDの取引方法について具体的に見ていきましょう。
債券について理解する
債券は金融商品の一種であり、政府や企業をはじめとする機関に対して個人が資金を貸し付けられるようにすることで機能します。このように債券を発行する機関のことを、債券の発行体といいます。債券の発行体は、投資額に対する決められた利率を債券の期間にわたって支払い、貸付期間の終了時に元金全額を返します。
債券は「有価証券」であるため、流通市場で売買できます。つまり、投資家は資産価値が上がれば利益を得、売却する債券の価値が下がれば損失を被ります。債券は負債性金融商品であるため、価格は市場金利に大きく依存します。
CFDを使った債券取引について理解する
債券先物CFDの取引は、債券の価値変動から利益を得るための一つの方法です。
IG証券では、CFDを使って債券価格の変動を取引することができます。つまり、債券そのものを保有するのではなく、債券の価値の上昇、または下落のいずれかを想定したポジションを保有します。
動きの方向を正しく予測できたかどうかによって、利益となるか、損失となるかが決まります。
CFD取引の仕組みについては、こちらのページをご覧ください。
CFDはレバレッジ取引です。レバレッジを使った取引では、利益額も拡大する一方、損失額も拡大する可能性があります。これは、利益額損失額が、維持証拠金の金額ではなく、保有するポジションの総額に基づいて計算されるためです。そのため、事前にリスク管理を行っておくことが大切です。
IG証券では、日本国債のほか、各種米国債、英国債、イタリア債など、さまざまな国債をCFDでお取り引きいただくことができます。
債券の種類
債券の分類方法にはさまざまなものがあります。債券発行体の違いによって分類する場合、国内債券は、大きく公共債(国債・地方債など)と民間債(社債)に分けることができます。IG証券のCFDでは、このうち国債を取引することができます。
- 国債
すべての投資にはリスクが付きものですが、一般に、国債のようなソブリン債は低リスクの投資先の一つだと考えられています。日本では、政府が発行する債券を国債(日本国債)と呼びます。米国ではトレジャリー、英国政府の債券はギルト債と呼ばれています。
- 地方債
地方債とは、地方の自治体が、地方自治法に基づいて財政上必要とする資金を調達するために発行する債券のことです。地方債には、一般の投資者を対象とする”公募地方債”と、発行者と関係のある金融機関など特定かつ少数者を対象として募集する”非公募地方債(銀行等引受債)”があります。地方債は、国債や政府保証債に次いで信用度、安全度が高いと見なされている債券です。しかし、流動性については国債比べて劣っています。
※IG証券では、地方債は取り扱っておりませんのでご注意ください。
- 社債
大手企業が発行する高品質の債券は、一般に堅実な投資先とみなされています。しかし、国債と比べるとリスクが高く、結果として金利も高くなります。社債のクレジットリスクはS&P、ムーディーズ、フィッチ・レーティングスなどの格付け機関によって評価されます。
※IG証券では、社債は取り扱っておりませんのでご注意ください。
債券取引の戦略・活用方法をチェックする
1. ポートフォリオのリバランスに活用する
ポートフォリオの分散は、投資リスクを相関のない多くの資産に分散させる方法です。複数の業種の銘柄をポートフォリオに組み入れると、それぞれの銘柄に関連するリスクを最小限に抑えることができますが、それでも市場リスクにさらされることに変わりはありません。
また、債券など資産クラスを分散させることで、市場が低迷した場合の損失をより軽減することができます。具体的なポートフォリオの構成は、リスク許容度や求めるリターンによって異なりますが、「60/40」(株式60%、債券40%)や「50/50」(各50%)といったように、分散させることが一般的です。
債券でポートフォリオを分散する場合、実際の債券を保有する方法のほか、債券ETFに投資することも選択肢の一つです。
2. 債券ラダー型投資
債券ラダーとは、満期が等間隔で訪れる債券を購入することです。例えば、1年満期、2年満期、3年満期の3つの債券を購入することから始めます。
そして、それぞれの債券が満期を迎えると、新たに3年満期の債券を購入し、これを投資予定期間中、繰り返します。このように、毎年3年満期の債券を購入することになります。
債券ラダーは、ある程度の流動性を確保しながら、より長期の債券に投資することができます(定期的かつ予測可能な間隔で満期を迎えるため)。主なメリットは、長期債は通常、寿命が長いほど利回りが高くなり、収益性が高くなることです。
ただし、満期を迎えた元本をより低い金利で再投資することもありえるため、新しい債券から得られる利回りが比較的低くなる可能性があるというデメリットもあります。
3. ヘッジの手段として活用する
ヘッジをうまく取り入れると、保有している投資資産に対して市場が不利に動いた場合の損失を和らげる手段になると考えられています。そのためには、あるポジションの利益または損失が他の価格変動によって相殺されるよう戦略的にヘッジを行います。
すべてのヘッジ戦略は本質的に防衛を主な目的としています。言い換えれば、利益を最大化するためではなく、損失を最小限に抑えるために行われます。ただし、ヘッジには慎重なアプローチも必要です。債券市場の既存のポジションに伴うリスクをヘッジするため、CFDを利用して債券先物市場で売り取引をしたり、インバース型債券ETFに投資したりすることができます。
CFDのようなデリバティブはレバレッジがかかっているため、ポジションを保有するために必要な維持証拠金以上の損失を被る可能性があることに注意する必要があります。CFDの売り取引は、理論上、損失が無制限になる可能性があるため、リスクの高い取引方法でもあります。そのため、逆指値注文などのリスク管理ツールを適切に利用することをおすすめします。
4. 金利変動への投機
債券価格と市場金利の間には逆相関があり、市場金利が上昇すれば債券価格は下落し、逆に市場金利が上昇すれば債券価格は下落するため、債券を利用することで金利の変動に投機することができます。
例えば、市場金利が上昇すると考えた場合、売りポジションを保有します。逆に、市場金利が下がると思えば、買いポジションを保有するといった戦略です。
CFD取引では、売り取引から始められるメリットがある一方、レバレッジ取引であるため、最初の入金額以上の損失を被る可能性があることにご注意ください。
取引する債券銘柄を選ぶ
債券の概要について理解したら、取引する銘柄を選びましょう。IG証券の債券先物CFDでは、日本国債、米国債をはじめ、全10銘柄をお取り引きいただくことができます。
IG証券で取引可能な債券先物CFD銘柄 一覧
- 日本国債
- 米国2年国債
- 米国5年国債
- 米国10年国債
- 米国30年国債
- ウルトラ米国長期国債
- ドイツ10年国債
- 英国10年国債
- イタリア長期国債
- OAT-フランス国債
※2023年5月現在。最新の状況は取引システム上でご確認ください。
債券先物のCFD取引とは
IG証券で債券先物を取引する際は、CFDを使用します。CFDでは、債券そのものを所有するのではなく、原資産(ここでは債券)の価格が上昇するか、下落するかを予測することで取引を行います。
債券先物CFDでは、1ロットからお取り引きを始めることが可能です。詳細は取引システム上、または以下の銘柄詳細情報をご覧ください。
取引システムにログインし、ポジションを保有する
口座開設が完了したら、入金を行い、いよいよ債券先物CFDの取引を始めましょう。取引には、Webブラウザ版取引システムのほか、スマートフォンアプリもお使いいただけます。
債券先物CFD取引の始め方は、次の通りです。
債券先物CFD取引の始め方
- 取引システムにログイン/または、口座を開設
- 「債券先物口座」を選ぶ
- 取引したい銘柄を選ぶ
- 「買い」ポジションを保有するか、「売り」ポジションを保有するかを選ぶ
- 取引したいロット数を入力する
- 必要に応じて、逆指値注文などのリスク管理ツールを設定する
- 「注文確定」を選択
債券先物CFD取引のポイント
- 市場金利下落に対して買い取引する
- 市場金利上昇に対して売り取引する
- インフレに対するヘッジ
- 金利リスクに対するヘッジ
市場金利が下落すると債券の魅力が増し、債券価格が上昇します。このケースに該当すると考えるなら、選んだ債券先物CFD銘柄の「買い取引」を行います。
予測通りに価格が上昇したら、利益を得ることができます。反対に価格が下落すると、損失が生じます。
CFDはレバレッジ取引です。利益を拡大させる一方、損失も拡大する側面があります。取引を始める前に、債券だけでなくCFD取引の仕組みについても理解しておきましょう。また、リスク管理ツールを適切に使用することをおすすめします。
市場金利が上昇すると債券の魅力が低くなり、債券価格が下落します。今後そうなると予測する場合は、債券先物CFDの「売り取引」を行います。
売りポジションを保有している場合は、買い取引とは反対に、予測通りに価格が下落した場合に利益を得ることができます。反対に価格が上昇すると、損失が生じます。
債券価格は、理論上は際限なく上がり続けることができるため、売り取引は高リスクであることに注意してください。つまり、売り取引を実施すると、損失が無限に発生する可能性があります。逆指値注文を利用して損失に上限を設定することで、リスク管理を行うことをおすすめします。
債券先物CFDの売り取引は、保有する株式や債券から得られる実質所得がインフレによって減少する可能性をヘッジする方法です。
インフレとは、消費者物価指数(CPI)のような物価指数の変化で測定される総物価水準の上昇を指します。物価が高くなると、株式の配当金も債券の定額給付金も実質的な価値が下がる……つまり、購買力が低下することになります。
その結果、各資産の市場需要や価格に悪影響を及ぼします。債券市場で空売りし、債券価格の下落から利益を得ることで、実質的なインカムゲインの損失を軽減することができます。
しかし、ヘッジには大きなリスクが伴います。CFDのようなレバレッジの効いたデリバティブ取引では、ポジションを持つために預けた維持証拠金以上の損失を被る可能性があります。さらに、売り取引の場合は、市場が不利に動き債券価格が上昇し続ければ、損失は無限大となる可能性があるため、注意が必要です。
金利リスクとは、市場金利の上昇によって金融資産の価値が下落する可能性のことです。債券などの資産にこのようなリスクがあります。債券や債券ETFを保有していて、市場金利上昇によって損失が出ると予想される場合、国債先物市場で空売りをすることでヘッジすることができます。
例えば、日本銀行が金利を引き上げると考えた場合、債券先物CFDで日本国債の売りポジションを保有するという選択肢があります。予測通りに日本国債の価格が下落した場合、この取引で得た利益によって、他の投資の損失が軽減されます。
よくある質問
IG証券で社債の取引はできますか?
IG証券では、現在国債のCFD取引のみ提供しております。銘柄詳細情報はこちらから、または取引システム上の「債券先物口座」からご確認いただけます。
クーポンはどのように受け取ればいいですか?
IG証券では、「債券先物CFD」のみご提供しております。CFD取引では現物を保有しないため、クーポンの受け渡しは発生しません。
債券先物のポジションを保有するにはどうすればよいですか?
IG証券の口座をお持ちでない方は、まずオンラインで口座開設のお申し込みを行ってください。お申し込みは無料です。
口座開設が完了したら、ログインして「債券先物CFD口座」を選択してください。そこから、お好きな銘柄を選んで取引を開始します。
IG証券では、CFDを利用して国債をお取り引きいただくことができます。また、個別株口座では債券ETF銘柄をお取り引きいただくことも可能です。
IG証券で株式CFDの取引を行っています。債券先物CFDの取引を始めるのに、新たに口座開設や申請が必要ですか。
いいえ。すでにIG証券の口座を開設されているお客さまは、同じ取引システム上で「債券先物口座」を選択いただければ、債券先物CFDをすぐにお取り引きいただくことが可能です。
まだIG証券の口座をお持ちでない方は、オンラインフォームから口座開設のお申し込みをお願いいたします。
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