売値とは
売値とは、投資家の側から見た売値の参考価格です。ビッドと呼ばれています。マーケットメーカーの側から見ると、ビッドは買値の参考価格になります。
売値(ビッド)の反対語は買値です。アスクまたはオファーとも呼ばれています。売値と買値には差が生じます。この差をスプレッドといいます。スプレッドは投資家にとって取引コストとなります。
売値は買値よりも低く、買値は売値よりも高い水準で提示されます。
二つの例を見てみましょう。
1つは株式取引、もう1つはFX取引です。
株式の取引例
現在、アップル社の株は130.50ドルで取引されています。買値の価格は130.60ドル、売値の価格は130.40ドルです。あなたはアップル社の株価が下落すると考え、130.40ドルの売値で5ロットの空売り取引を行いました。その後、予想通り株価は下落しました。現在の売値は127.20ドル、買値は127.60ドルです。
あなたは買値の127.60で空売りのポジションを決済し、利益を確定しました。
FXの取引例
現在、ユーロドル(EUR/USD)の売値は1.2420ドル、買値は1.2480ドルです。ユーロドルの下落を予想しているあなたは、1.2420ドルで5ロットのユーロ売り/ドル買いの取引をしました。
その後、予想通りEUR/USDは下落しました。現在の売値は1.2190ドル、買値は1.2250ドルです。あなたは1.2250でユーロドルの売りポジションを決済し、利益を確定しました。
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