フィボナッチ・リトレースメントとは
フィボナッチ・リトレースメントはテクニカル分析に用いられる指標のひとつです。ある一定期間における高安のポイントから黄金比で計算される戻しのポイントを探るために用いられます。
フィボナッチ・リトレースメントはテクニカル分析に用いられる指標のひとつです。ある一定期間における高安のポイントから黄金比で計算される戻しのポイントを探るために用いられます。
あらゆる市場は「上昇/下落」一辺倒で推移するわけではありません。長期的に一貫したトレンドを形成しても、そのトレンドを形成する過程では「反落/反転」する局面が必ず発生します。フィボナッチ・リトレースメントはこの「反落/反転」のポイントを見極める際に用いられるテクニカル指標です。
フィボナッチ・リトレースメントの戻しのポイントは、黄金比の原理に基づいて計算されます。黄金比の数列は0、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144等で構成され、それぞれの数値は前の数値の約1.618倍となります。
黄金比をベースにフィボナッチ・リトレースメントは6つの戻しのポイントで構成されます。まず、ある一定期間の高安を選び、それらをフィボナッチ・リトレースメントで結びます。この時0%ラインと100%ラインがチャート上に描画されます。同時に0%~100%内には、23.60%、38.20%、50.00%(半値戻し)そして76.40%の4本のラインが描画されます。
多くの投資家はこれら戻しのポイントと過去の動向を比較し、売買ポイントを決定します。
フィボナッチ・リトレースメントは下落局面での買戻しポイント、上昇局面での戻り売りポイントを探るために有効なテクニカル指標です。特に38.20%、50.00%、61.80%のレベルで「反発/反落」するパターンが見られます。また、他のテクニカル指標と組みあわせることで、より正確に売買ポイントを探ることができます。
フィボナッチ・リトレースメントを正しく使用するためには、正しい高安のポイントを見極める必要があります。このポイントを見極めるためには、いくつかの高安のポイントでリトレースメントのラインを描画し、過去の動向と照らし合わせて、「反転/反発」した回数やその時の値動きを詳細にみる必要があります。これらの確認を怠ると間違った売買ポイントを探るリスクが高まります。
フィボナッチ・リトレースメントの予測精度は高いと信頼している投資家が多くいます。彼らはテクニカル分析の指標としてフィボナッチ・リトレースメントを使用するため、皆が同じ注文を出す可能性があります。言い換えれば、多くの注文が同じ価格帯に集中する可能性が高まるということです。このような可能性を予測して売買する方法もフィボナッチ・リトレースメントの活用方法のひとつです。
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