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サキワタシケイヤク・先渡契約の定義

先渡契約とは?

先渡契約とは、契約の締結時に合意された価格で、あらかじめ定められた期日に特定の商品を売買する契約のことです。先渡契約の内容は、取引の対象となる商品、満期日そして金額に応じて当事者間で決めることができます。

先渡契約と商品(コモディティ)

先渡契約は、コモディティ市場で頻繁に行われます。取引を希望する当事者間で先渡契約が結ばれます。
また為替市場でも、為替レートの変動リスクをなくすために先渡契約を用いるケースがあります。

先渡契約 vs 先物契約

先渡契約と先物契約は似ているようで違います。大きな違いは以下の2つです。

先渡契約は...

先物契約は...

店頭(OTC)取引

取引所取引

当事者間で契約内容を決めることができる

厳格なルールに基づき契約内容が決まる

交渉可能

交渉が不可能

一方、先渡契約と先物契約に共通する点は、契約の締結時に合意された価格で、あらかじめ定められた期日に特定の商品を売買するということです。

先渡契約の例

例えば、あなたは米国の小売店に100トンのトウモロコシを60日以内に1トンあたり150ドルで売りたいと考えています。この場合、あなたは60日後に100トンのトウモロコシを小売店に売ることになります。一方、小売店はその見返りとして15,000ドル(100トン×150ドル)を支払う義務があります。

先渡契約をした時点で、トウモロコシの価格が150ドルで取引されていようがいまいが、合意した価格で商品を受け渡す義務が発生します。これは、期日となる60日後に150ドル以上、もしくは150ドル以下で受け渡すこともあるということです。

あなたや小売店が設定した期日(上の例ならば契約日から60日後)にトウモロコシの取引をしない場合は、差金決済で契約を解消することができます。差金決済をする場合、物理的な商品は取引されません。決済額は、合意した価格と現在の価格との差で計算されます。契約後に価格が下落した場合、買い手(小売店)は売り手(あなた)に差額分を支払うことになります。一方、契約後に価格が上昇した場合は、売り手(あなた)が買い手(小売店)に差額分を支払うことになります。

先渡契約のメリット・デメリット

先渡契約のメリット

先渡契約は、対象となる商品の価格が下落しても契約時に決められた価格で取引されるため、売り手にとっては価格の変動リスクをヘッジすることができるというメリットがあります。このため、ヘッジ目的で先渡契約を好む投資家がいます。

先渡契約は当事者間で契約内容をフレキシブルに決めることができます。また、設定した期日より前に決済することもできます。こういった柔軟な取引ができることも先渡契約のメリットといえます。

先渡契約のデメリット

先渡契約にはデメリットもあります。まず、取引の対象となる商品の品質が保証されないリスクがあります。
また、先渡契約にはカウンターパーティ・リスクもあります。先渡契約をした後に価格が大きく上下に変化すると、その影響は一方の当事者にとってプラスとなりますが、もう一方の当事者にとってはマイナスとなります。マイナスの影響が大きすぎると契約した相手がデフォルトに追い込まれ、先渡契約が履行されないリスクが生じます。

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