証券コードとは
証券コードは、上場企業を識別するために使用されます。企業が上場することを決定した場合、上場する証券取引所を選択し、他の企業と区別するため固有の証券コードを選択します。
これらのコードは株式ティッカーやティッカーシンボルと呼ばれることがあります。株式ティッカーという名前は元々、株価を伝えるときにティッカーテープに銘柄が表示されていたことに由来します。
証券コードは、上場企業を識別するために使用されます。企業が上場することを決定した場合、上場する証券取引所を選択し、他の企業と区別するため固有の証券コードを選択します。
これらのコードは株式ティッカーやティッカーシンボルと呼ばれることがあります。株式ティッカーという名前は元々、株価を伝えるときにティッカーテープに銘柄が表示されていたことに由来します。
証券コードは、大量の取引を円滑に進めるために用いられます。ティッカーテープシステムの前までは、フロアトレーダーが会社の名前を大声で叫んで注文を伝えていました。証券コードは情報を広めるために必要な時間を短縮するために導入されました。
証券コードの使用により、取引が迅速化されることに加え、トレーダーは似た名前の会社を簡単に識別することができます。例えば、Citigroup IncとCIT Group Incは完全に別個の会社ですが、2社の名前が似ているためトレーダーを混乱させるリスクがあります。しかしティッカーシンボルを使用することでこのリスクを未然に防ぐことができます。尚、Citigroup Incは「C」で、CIT Group Incは「CIT」で取引されます。
また証券コードにより、トレーダーは株式の種類を識別することもできます。例えば、Berkshire Hathaway(BRK)は2種類の異なる株式をNASDAQに上場しています。クラスA株式はBRK.A、クラスB株式(議決権が少ない)はBRK.Bとして取引されています。
また、ティッカーは会社の状況に関するその他の情報を伝えるためにも使用することができます。例えば、証券コードの後に「Q」の文字が追加されている場合、その会社が破産していることを示します。
各証券コードは上場されている取引所に固有のものです。しかしある国の取引所と別の国の取引所の証券コードが類似しているまたは完全に一致することがあります。例えば、ロンドン証券取引所では、TSCOはTesco Plcの証券コードですが、NASDAQではTractor Supply Co.のティッカーです。
証券コードには、その銘柄のコードおよび上場している証券取引所または国の詳細が含まれます。例えば、ナスダックに上場しているMicrosoftの株式はしばしば「NASDAQ:MSFT」または「MSFT:US」と呼ばれ、ロンドン証券取引所に上場しているBritish Petroleum(BP)の株式は「BP:LON」または「BP:UK」として知られています。
証券コードに含まれる文字数は証券取引所によって異なることがあります。上記の例でもわかるように、NASDAQ証券取引所のティッカーは通常4~5文字です。一方、他の証券取引所では1~3文字を使用しています。
ほとんどの企業は会社名に対応した文字を選びますが、一部の企業はより覚えやすい略語を選ぶことがあります。例えば、ビール会社のMolson Coorsは「TAP」というコードで上場しています。
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