取引ボリューム(出来高)とは
取引ボリューム(出来高、取引高、以下ボリューム)とは、ある期間にわたって取引される特定の資産の取引数量のことをいいます。ボリュームは取引の状況や流動性の重要な指標となります。また多くの場合、価格情報とともに提示されます。
金融市場で取引が成立するためには、買い手と売り手が存在する必要があります。売り手と買い手の売買が成立することで、取引ボリュームは増加します。ボリュームで考慮されるのは、取引される資産件数であることに注目する必要があります。5人の買い手がそれぞれ1株を購入した場合、1人の買い手が5株を購入した場合と同じになります。
市場が活発化している場合はボリュームが増加します。逆に市場の取引が少ない場合はボリュームが減少します。通常、市場で大幅な価格変動が起きたときにはボリュームが増加します。政治や経済に関する報道、要人発言や経済指標といった様々な要因がボリュームを変動させます。