VWAPとは何か
VWAPt取引は出来高加重平均取引のことです。VWAPは資産価格と総取引量の比率を示すテクニカル分析のひとつです。VWAPを用いることで、投資家は一定期間に取引された資産の平均価格を測定することができます。
通常、VWAPは年金機構や投資信託会社といったパッシブ運用を目的とする投資家が好んで使用します。また、相場のトレンドを把握したい投資家、最良の価格で売買されたかどうかを確認したい投資家も使用する場合があります。
VWAPの計算式
VWAP=Σ(購入数×資産価格)÷1日の総出来高
通常、VWAPは特定の取引日の注文をまとめて計算されます。しかし、複数の時間枠に分けて計算する場合もあります。
VWAPはチャート上に線(ライン)で表示されます。価格がVWAPラインを上回ったときは、相場が上昇トレンドにあると考えます。逆に価格がVWAPを下回ったときは、下降トレンドにあると考えます。見方は移動平均線と似ています。