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外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

強制ロスカット

強制ロスカット(強制決済)とは

①レバレッジ銘柄に対する強制ロスカット(常時判定)

レバレッジ銘柄の証拠金有効残高が維持証拠金額の75%以下となった時点で、この比率が100%を上回るまで、「予約注文の取り消し」および「保有ポジションの強制ロスカット」が執行されます。
例外的に、口座内で保有中のレバレッジ銘柄が取引時間外等の理由で取引不可の状態である場合、口座状況改善を目的としてオプション銘柄が強制決済される場合があります。

②レバレッジ銘柄に対する東京定時ロスカット(1日1回)

毎営業日の午前11時時点でレバレッジ銘柄の証拠金有効残高が維持証拠金額の100%未満である場合、この比率が100%を上回るまで、「予約注文の取り消し」および「保有ポジションの強制ロスカット」が執行されます。なお、保有中の銘柄が午前11時時点で取引時間外等の理由で取引不可の状態である場合、取引再開後に強制ロスカットが執行される場合があります。
例外的に、口座内で保有中のレバレッジ銘柄が取引時間外等の理由で取引不可の状態である場合において、口座状況改善を目的としてオプション銘柄が強制ロスカットされる場合があります。
※法人のお客様はFX口座のみに適用されます。

③オプション銘柄に対する強制ロスカット(常時判定)

口座内の取引可能な銘柄がオプション銘柄のみである場合、証拠金残高がオプション銘柄の最大損失額の合計額を下回った時点で「オプション銘柄の強制ロスカット」が執行されます。

レバレッジ銘柄:取引金額に所定の維持証拠金率を乗じた金額を維持証拠金とする銘柄。
オプション銘柄:オプションの最大損失額を維持証拠金とする銘柄。

レバレッジ銘柄に対する強制ロスカットの判定式

※ オプション銘柄の維持証拠金額は、レバレッジ銘柄の証拠金有効残高から減算されます。
※ オプション銘柄の未実現損益額は、レバレッジ銘柄に対する強制ロスカット判定において考慮されません。

オプション銘柄に対する強制ロスカットの判定式

強制ロスカットが発生するケース

<例1>
証拠金残高100万円、必要な維持証拠金額が30万円の場合(口座内でレバレッジ銘柄のみ保有している場合)

証拠金残高が100万円で、保有ポジションに対して必要な維持証拠金額が30万円の場合、未実現損益が発生していなければ「証拠金残高」=「証拠金有効残高」となります。
ポジションに発生した「未実現損失」の合計額が70万円を超えた時点で「証拠金有効残高」が「維持証拠金」の30万円を下回るためマージンコールとなります。
その後さらに「未実現損失」が膨らみ、「証拠金有効残高」が「維持証拠金」30万円の75%に当たる22万5,000円を下回った時点、すなわち未実現損失が77万5,000円を超えた時点で、強制ロスカットが行われます(定時ロスカットの適用対象口座の場合は、日本時間午前11時時点で「証拠金有効残高」が「維持証拠金額」を下回っていた場合にも、強制ロスカットが執行されます)。「証拠金有効残高」や「証拠金残高」の詳細は取引プラットフォームの左上メニュー「口座状況」で確認できます。

  • 本事例では、強制ロスカットの仕組みを簡単に説明するために、維持証拠金額を固定して例示しています。実際の取引においてはレバレッジ銘柄の保有ポジションの取引価格および円換算レート(外貨建て銘柄の場合)の変動によって維持証拠金額も増減するため、強制ロスカットが発生する未実現損失の金額は上記とは異なります。

<例2>
証拠金残高100万円、オプション維持証拠金額が100万円の場合(口座内でオプション銘柄のみ保有している場合)

オプション銘柄のロスカット判定は、オプション銘柄の含み損益は考慮されず、「証拠金残高」が「維持証拠金」を下回った時点で実施されます。

事象1: スワップポイント等の支払いが発生し、証拠金残高が維持証拠金額未満となる。
事象2: 保有中のポジションが外貨建て銘柄の場合において、円換算レートが円安方向に変動することでオプション銘柄の維持証拠金額が証拠金残高を超過する。

  • 米ドル口座を開設しているお客様の場合は、事象2は「非米ドル建て銘柄」「米ドル換算レート」「米ドル安」に読み替えてご覧ください。

【ご注意点】

  • 取引プラットフォーム上の「有効残高÷維持証拠金」が100%を下回った時点でマージンコールが発信されます。
  • 口座内でレバレッジ銘柄とオプション銘柄を同時に保有している場合、取引プラットフォーム上の「証拠金有効残高」「維持証拠金」はレバレッジ銘柄とオプション銘柄の合計値が表示されます。このため、「有効残高÷維持証拠金」もこれらの数値をもとに計算されます。プラットフォーム上のこれらの数値は実際にレバレッジ銘柄のロスカット判定に用いられる値とは異なりますのでご注意ください。

強制ロスカットの執行順序

  1. 予約注文の取り消し(発注日時の古い順)
  2. ストップ注文の付加されていないポジション(保有日時の古い順)
  3. ストップ注文の付加されているポジション(保有日時の古い順)
  4. ノックアウト・オプション等、最大損失額が限定されているポジション(保有日時の古い順)


【ご注意点】

  • 取引プラットフォームでは、予約注文にも維持証拠金が必要となりますので、まず予約注文の取り消しから始まり、続いて保有ポジションの強制決済となります。
  • お客様が強制ロスカットの執行順序を指定することはできません。
  • 銘柄、通貨ペアによっては取引できない時間帯があるため、その場合、該当するポジションは清算されず、その次に古いポジションが清算されることになります。
  • 相場急変時においては、強制ロスカットの執行順序が上記と異なる場合があります。
  • 両建て(ヘッジ)ポジションがある場合の強制ロスカットのルールは通常時と異なります。保有日時の一番古いポジションが両建てとなっている場合、そのロット数にかかわらず、当該両建てポジション全体が強制ロスカットされることがあります。
  • 「強制ロスカット」では取引レートの変動が大きい場合には、お預かりしている証拠金額以上の損失が発生する可能性があります。その場合の不足額については、翌金融機関営業日の午後3時までにご入金いただく必要があります。

同一口座内でレバレッジ銘柄とオプション銘柄の双方を保有している場合における強制ロスカットの執行順序

お客様の取引口座内にレバレッジ銘柄とオプション銘柄が混在している場合、原則としてレバレッジ銘柄に対する強制ロスカットが先に執行され、これが完了した後にオプション銘柄に対する強制ロスカット判定が実行されます。

ただし、レバレッジ銘柄に対する強制ロスカットの執行判定が発生した時点において口座内のレバレッジ銘柄が取引不可能(取引の取引時間外、原市場の休場や取引停止等)であるためにレバレッジ銘柄の証拠金有効残高を速やかに改善できない場合、レバレッジ銘柄の証拠金有効残高を改善させることを目的として、例外的にオプション銘柄の強制ロスカットを先行して実施することがあります。

IG証券のマージンコールについて

マージンコールとは、証拠金残高(お預かりしている証拠金)に未実現損益を加算した「証拠金有効残高」が、維持証拠金を下回った(100%を割り込んだ)時点でお客様に送信される注意喚起メール(1日1回のみの送信)のことです。マージンコールを受信した場合、速やかに取引口座の状況をご確認ください。

  • メールにつきましては、何らかの問題によりお客様が受信できない場合もございます。口座管理につきましては、必ず取引プラットフォームへログインして、詳細をご確認くださいますようお願い申し上げます。

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