3DMが一時ストップ高、アンジェスのコロナワクチン計画に参画
・3DM、コロナ抗体検査キット開発中
・タカラバイオは反落
19日の株式市場でジャスダック上場の医療機器開発会社、スリー・ディー・マトリックス(3DM)<7777>が一時ストップ高となった。創薬ベンチャーのアンジェス<4563>が進める新型コロナウイルス感染症向けワクチンの開発計画への参画を明らかにしたことが材料になった。
終値は前日比49円(11.61%)高の471円。一時、80円ストップ高の502円まで買われた。出来高も膨らみ、ジャスダックで5位となった。
スリー・ディー・マトリックスは18日の取引終了後、アンジェスが大阪大学などと進める新型コロナ感染症向けワクチンの共同開発計画への参画を発表。アンジェスと共同で国内での臨床データを収集し、開発中の新型コロナ抗体検査キットの臨床利用の可能性を検討するという。
スリー・ディー・マトリックスの抗体検査キットは、このワクチンの臨床試験における投与前抗体有無の確認に使用される。
スリー・ディー・マトリックスは4月、中国のプロメテウス・バイオとの協力の下で、コロナ抗体検査キットを開発していると明らかにした。キットはコロナ感染による免疫能獲得の存在を示唆する抗ウイルス抗体(IgMとIgG)の検出が可能。
アンジェス
阪大発ベンチャーでマザーズに上場するアンジェスは反落した。終値は25円(1.53%)安の1604円。値動きの荒い展開となり、プラス圏で取引される場面もあった。
アンジェスの商いは依然として活発。出来高は4営業日ぶりに3000万株を超え、東証の全市場で10位となった。マザーズではトップ。
アンジェスは8日に2455円まで買われて年初来高値を更新した後、翌営業日11日に1200円まで急落。その後、水準を回復し、18日に1637円の戻り高値を付けていた。
アンジェスが開発するウイルスを生産するタカラバイオ<4974>も反落。32円(1.19%)安の2661円で引けた。
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