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5G銘柄の下げ限定的 アンリツやsantecは一時プラス圏

・みずほ、アンリツの投資判断「買い」に
・日経平均は4%超下落

Source: Bloomberg

12日の東京株式相場が全面安となるなか、次世代通信規格「5G」関連の銘柄の下げ幅が比較的抑制されている。証券大手が11日に通信計測機器アンリツ<6754>の投資判断を引き上げたことなどを材料に同株は朝方、一時プラス圏で取引され、santecなど関連銘柄にも買いが波及する場面があった。

午前10時36分現在、アンリツは前日比45円(2.66%)安の1648円で取引されている。一時、0.83%高の1707円まで買われた。

みずほ証券は11日、アンリツの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。5G市場の中期的な拡大による恩恵が見込まれるとし、また株価の下落で割安感が出ていると指摘した。目標株価は2100円から2300円に引き上げた。

通信分野を中心としたソフトウェア開発を行うサイバーコム<3852>は33円(2.37%)安の1358円。アンリツと同様、一時プラス圏で取引された。

santec

ジャスダック上場で光測定器や光関連部品を手掛けるsantec<6777>は36円(2.49%)安の1410円。一時3.25%高の1493円まで上昇した。

5G基地局整備に伴う光モニター需要が高まるとの見方から同社株は10日に6.66%高となっていた。

世界保健機関(WHO)が11日、新型コロナウイルスの感染拡大はパンデミックと特徴づけられると表明。これを受けて米株相場が大幅安となり、東京株式市場は流れを引き継いだ。

日経平均株価は前日比4%超下げて推移している。


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