英企業買収、欧州で旅行・料金比較サービスの強化へ
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2016/12期4Qは売上高が前年同期比17.4％増の23.48億USD、営業利益が同20.1％増の7.90億USD、純利益が同33.6％増の6.73億USDとなった。調整後EPSは14.210USDと市場予想の12.969USDを上回った。主力の代理販売事業を中心にウェブサイトを通じたホテル予約件数が大幅に増加し、全体の業績を引き上げた。
旅行予約サイトの総取扱額は前年同期比25.8％増の151.12億USDとなった。そのうち主力の代理販売事業の取扱高は前年同期比25.5％増の129.78億USD、直営販売事業の取扱高が同27.8％増の21.34億USD共に好調に推移した。主力の旅行関連サイトPriceline.comやBooking.comを中心に宿泊やレンタカーなどの予約数が増加し、好業績に寄与した。
3事業のうち2事業は好調に伸びた。顧客が予約したホテルの宿泊数は前年同期比30.9％増の1億2,970万泊と大きく伸びたほか、レンタカーの貸出日数は同14.8％増の1,400万日と好調だった。一方、航空券の予約枚数は同5.9％減の160万枚と小幅に落ち込んだ。
同社は旅行比較検索サイト「momondo」などを運営する英国のモモンド・グループの全株式を買収すると発表。買収額が約5.5億USD、今年後半で買収手続きの完了を予定する。買収後、プライスライン・グループが「momondo」を傘下の旅行検索・料金比較サイト「KAYAK」に置き、欧州で比較検索サービスの提供を強化する。2017/12期1Q（1-3月）の会社計画は予約宿泊数が前年同期比20％-25％増、取扱額が同17％-22％増（為替の影響を除けば同19％-24％増）を見込んでいる。また、1Qの粗利益が同9.5％-14.5％増（為替の影響を除けば同11％-16％増）、EPSが7.50-7.90USDの会社見通しである。通期の市場予想は売上高が前期比15.7％増の124.31億USD、純利益が同64.4％増の35.10億USDである。
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