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2017/9期2Qは、売上高が前年同期比4.6%増の528.96億USD、純利益が同4.9%増の110.29億USDとなった。調整後EPSは2.100USDと市場予想の2.022USDを上回った。主力のiPhoneの販売台数は同0.8%減となったが、iPhoneの大画面モデルの比率が高まり平均単価の上昇も増収に寄与した。また、アプリ、クラウドサービスなどのサービス事業は同2桁増収で引き続き好調に推移した。地域別では、中国は前年同期比14.1%減収となったが、米州、欧州、アジア太平洋地域(中国と日本を除く)で売上高が2桁の伸びとなった。
製品別で、主力機種「iPhone」の販売台数は前年同期比0.8%減の5,076.3万台と減少したものの、会社計画にほぼ一致となった。特に、iPhone 7 Plusに対する需要が堅調に推移し、平均単価が上昇しており、「iPhone」の売上高が同1.2%増の332.49億USDと全体の62.9%を占めている。「iPad」の販売台数は同13.0%減の892.2万台となったが、売上高が同11.9%減の38.89億USDとなった。「Mac」の販売台数は同4.1%増の419.9万台、売上高が同14.1%増の58.44億USDとなった。「Digital Content and Services」、「Apple Care」、「Apple Pay」などを含むサービスの売上高は同17.5%増の70.41億USDとなった。また、「Apple TV」、「Apple Watch」、「Beats」などを含むその他製品の売上高は同31.2%増の28.73億USDとなった。
5/9、同社の時価総額は米企業として初の8,000億USDを突破。「iPhone」発売から10周年の今年、同社はフルモデルチェンジの商品発売も期待されている。収益拡大が続けば、年内にも時価総額1兆USDに達する可能性もあろう。
How do we view this?
2017/9期3Q(4-6月)会社計画の売上高は、435億-455億USDである。また、同社は2019/3通期まで2,100億USDの自社株購入枠を設定すると発表した。通期の市場予想は売上高が前期比5.6%増の2,276.69億USD、純利益が同2.9%増の469.98億USDである。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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