What is the news?
2017/3期4Q(1-3月)は、売上高が前年同期比16.7%増の15.27億USD、営業利益が同33.8%増の7.17億USDとなった。ヒット射撃ゲーム「Battlefield1」の販売が好調で、人気サッカーゲームの新作「FIFA17」の投入も奏功。利益面では、前年同期に計上した税関連利益3.73億USDの押し上げ効果がなくなり、純利益が同37.0%減の5.66億USDとなったが、調整後EPSは0.846USDと市場予想の0.747USDを上回った。4Qのセグメント別では、ゲームの販売を中心とする事業が牽引。主力のデジタル関連(※1)は同30.6%増収の9.34億USDと全体の6割を超えた。パッケージグッズとその他(※2)の売上高は前年同期並みの5.93億USDとなった。「Battlefields1」や「FIFA17」といった主力ゲームのプレイ者数は増加したほか、「Star Wars」の一人当たりプレイ時間/日が最高更新、「The Sims」の月間アクティブプレイ者数は同33%増となった。
(※1)デジタル関連:インターネットを通じてデジタルゲーム、関連ソフトフェアのダウンロード、コンテンツとの追加など
(※2)パッケージグッズとその他:ゲームディスクと関連ソフトウェアディスクが実店舗での販売。また、ライセンス収入など
2017/3通期の売上高は前期比10.2%増の48.45億USDと好調。そのうちデジタル関連は同19.3%増収の28.74億USDと牽引した。2016年に発売したネット上で多人数同時対戦のヒット射撃ゲーム「Battlefields1」のプレイ人数は、前作「Battlefields4」比約50%増の1,900万人と好調に伸びた。看板サッカーゲームの最新作「FIFA17」は2,100万人を超えた。
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2018/3通期の会社計画は売上高が前年同期4.7%増の50.75億USD、純利益が同16.3%増の11.25億USD、EPSが同12.3%増の3.57USDである。また、同社は今後の2年間に、新たな12億USDの自社株買いを実施すると発表し、株主還元の効果が注目される。通期の市場予想は売上高が同6.9%増の51.78億USD、純利益が同12.1%増の10.84億USDである。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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