What is the news?
2018/1期1Qは、売上高が前年同期比48.4%増の19.37億USD、純利益が2.4倍の5.07億USDとなった。調整後EPSは0.850USDと市場予想の0.811USDを上回った。5事業のうち4事業が増収となった。主力のゲーム機器向けは同49.5%増収と全体を牽引し、クラウドコンピューティングの普及で需要が高まっているデータセンター向けの売上高が同2.9倍と拡大した。
供給先市場別では5事業のうち4事業は増収。主力のゲーム関連事業は前年同期比49.5%増の10.27億USDと全体の5割超を占めている。ゲーム機器向けの高速処理GPU(※)「Pascal」の売れ行きが引き続き好調に推移した。データセンター事業は同2.9倍の4.09億USDとなった。世界のハイテク企業はコンピューターサイエンス領域への投資を拡大し、特にGPU上のディープラーニング(深層学習)と人工知能(AI)向け半導体需要が大きく増加した。また、可視化事業(PV)は同8.5%増収の2.05億USDと堅調だった。一方、委託製造やIPアドレスの特許収入は同9.8%減収の1.86億USDとなった。
(※)GPU:グラフィックス・プロセッシング・ユニット。パソコンなどの画像処理や演算処理の高速化を担当する主要な部品のひとつである。
同社は、処理スピードが世界最速のゲーム用GPUである「GeForce® GTX 1080 Ti」を発売したほか、マイクロソフト(MSFT)、富士通(6702)などの世界ハイテク大手に採用されたクラウド、AIや自動運転などに向けた技術も増えている。今後、関連事業の成長が期待される。
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新聞報道によれば、ソフトバンク(9984)はエヌビディアの株式40億USD相当を買い、第4位の大株主に浮上した。巨額の出資を通じて、同社の自動運転技術の獲得にアクセルを踏んでいる模様。2018/1期2Q(5-7月)の会社計画は、売上高がほぼ前年同期並みの19.5億USD、売上高総利益率が58.4%である。通期の市場予想は売上高が前期比19.5%増の82.55億USD、純利益が同18.2%増の19.69億USDである。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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