What is the news?
12/6発表の2018/10期4Q(8-10月)は、売上高が前年同期比12.4%増の54.44億USD、純利益が同2.1倍の11.15億USD。買収関連費用など特殊項目を除く調整後EPSは5.85USDと市場予想の5.56USDを上回った。ネットワーキングやエンタープライズ・ストレージ、ワイヤレス、産業向け機器で半導体需要が旺盛だった。粗利益率は53.9%と前年同期の49.2%から470bp改善した。調整後ベースでは68.4%と前年同期の63.3%から510bp改善した。2018/10期4Q中、26.35億USDの営業キャッシュフローが発生し、15.33億USD相当の自社株買いと1.06億USDの設備投資を実施した。
エンド市場別の売上高は以下の通り。有線インフラストラクチャ―は、前年同期比2.9%増の22.08億USD。衛星通信は落ち込んだものの、クラウド・データセンターの需要が伸びた。同セグメントの売上高の3分の2を占めるネットワーキングおよびコンピューティング・オフロードも堅調を維持した。ワイヤレス通信は、同5.4%減の16.98億USD。前年同期から落ち込んだものの、北米のOEM企業のビジネスフォン需要の拡大の恩恵により想定よりは良好であったもよう。エンタープライズ・ストレージは同96.3%増の12.66億USD。企業の旺盛なIT投資が追い風となった。買収したBrocadeの寄与も大きかったものの、Brocadeを除くベースでも2桁の増収だった。インダストリアル&その他は同5.8%増の2.72億USD。
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2019/11/3に企業向けソフトウェアを手掛けるCAテクノロジーズの買収が完了。CAテクノロジーズの利益貢献を含めた2019/10通期会社計画は、売上高が245億USD、営業利益率が20%、調整後営業利益率が51%、純支払金利が12.50億USD、法人実効税率が13%、調整後法人実効税率が11%である。売上高の見通しは発表時点の市場予想の224.5億USDを上回った。CAテクノロジーズの統合や再編により、調整後営業利益率は2020/10期に55%まで高まる見通しだ。合わせて増配も発表。四半期配当を1株あたり1.75USDから2.65USDへ引き上げた。通期市場予想は、売上高が前期比17.5%増の244.93億USD、当期利益が同66.4%減の41.25億USDである。
主要株主(2018/12) (%)
1.Capital Group Cos Inc 23.33
2.Vanguard Group Inc 8.13
3.ブラックロック 6.27
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)
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