自社株買いで株主還元強化、2017/11通期は2桁増収増益へ
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（※1）「Creative Cloud」：ユーザーに向けて主力製品のAdobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe Acrobatなど文字、画像処理ソフトのダウンロード、更新などをクラウド経由で提供するサービス。
2017/11期2Q（3-5月）は、売上高が前年同期比26.7％増の17.72億USD、純利益が同53.4％増の3.74億USDとなった。調整後EPSは1.020USD と市場予想の0.946USD を上回った。デジタルメディア部門は引き続き堅調に伸びた。また、「Experience Cloud」（※2）が同約3割増収の4.95億USDと過去最高を記録し、堅調な「Creative Cloud」もクラウド部門の業績を牽引した。
3事業は全て増収となった。主力のデジタルメディア事業の売上高は前年同期比28.5％増の12.12億USDとなった。同事業の中核サービス「Creative Cloud」は同35.3％増収の10.12億USDとデジタルメディア事業をけん引した。また、デジタルマーケティング事業の売上高は同25.4％増の5.16億USDとなった。同事業のうち、クラウド経由でマーケティング支援ソフトを提供する「Experience Cloud」サービスが同28.5％増収の4.95億USDと寄与した。一方、全体の売上構成が低いプリント＆パブリッシング事業（オンライン学習、デジタル出版物など）は同0.2％増収の4,350万USDとなった。
（※2）「Experience Cloud」：顧客のキャンペーン構築や広告管理、ビジネスについて深いインテリジェンスにあらゆるソリューションにアクセスできるもの
2Qに同社は約200万株の自社株買いを実施し、株主への株主還元額が2.66億USDとなった。2017/11通期の市場予想は売上高が前期比23.3％増の72.16億USD、純利益が同34.2％増の15.67億USDである。
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