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2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比24.8%増の379.55億USD、営業利益が同51.1%減の6.28億USD、純利益が同77.0%減の1.97億USDであった。調整後EPSは0.40 USDと市場予想の1.42 USDを下回った。大幅増収となったものの、動画コンテンツにかかる費用の増加や、国内外で進む配送センターの新設など積極投資が利益を圧迫した。
セグメント別では、主力の北米事業は売上高が前年同期比26.5%増の223.70億USD、営業利益が同37.9%減の4.36億USDと増収減益。海外事業は売上高16.7%増の114.85億USDとなったが、純利益は▲7.24億USDと前年同期の▲1.35億USDから赤字幅が拡大した。一方、クラウドコンピューティングサービスを提供するAWS 事業は好調で、売上高は同42.0%増の41.00億USD、純利益が同27.6%増の9.16億USDとなった。
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2017/12期3Q(7-9月)会社計画は、ドル高による1.25億USDの押し下げ要因を含む売上高が392.5-417.5億USD、営業利益が▲4-3億USD。同会社計画にはホールフーズ買収効果は含まれていない。2017/12通期市場予想は、売上高が前期比25.4%増の1,704.79億USD、営業利益が15.5%減の35.37億USD、当期利益が18.8%減の19.25億USDである。
同社は7/10-7/11にプライム会員向け特別セール「プライムデー」を13ヵ国で開催。同セールの世界売上高は前年同期の同セールに比べ60%超の増加となった。特に音声認識「アレクサ」搭載のAIスピーカー端末「エコー」の売れ行きが好調で、今後の同音声認識搭載機器の利用拡大の足掛かりとなりそうだ。年末商戦を控えた9/27には、現行機種より価格を約4割下げた「エコー」の新型モデルを発表した。
また、同社は2年前にインドで始めた配送サービスを、米国でも2018年を目処に広範な地域で展開する計画がある。報道によれば、米西海岸で独自配送の試験運営中の模様。配送分野への進出も注目される。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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