What is the news?
2018/7期4Q(5-7月)は、売上高が前年同期比5.9%増の128.44億USD、純利益が同56.9%増の38.03億USD。調整後EPSは0.70USDと市場予想0.68USDを上回った。売上高は四半期ベースで過去最高を更新。マルチクラウドの導入増加を背景に幅広い製品・サービスの売上が伸びた。地域別でも幅広く業績を伸ばしており、米国は売上高が同5%増の75.55億USD、粗利益率が64.1%、欧州・中東・アフリカ(EMEA)は売上高が同8%増の31.74億USD、粗利益率が63.7%、アジア太平洋地域・日本・中国(APJC)は売上高が同6%増の21.16億USD、粗利益率が57.7%となった。
製品カテゴリー別の売上高は以下の通り。スイッチ、ルーター、ワイヤレス、およびデータセンター向け製品などコアネットワーキング製品群の「インフラストラクチャー・プラットフォーム」は、同7%増の74.43億USD。ルーターを除く全ての製品群が伸びた。「Catalyst 9000シリーズ」や「Nexus9000シリーズ」などスイッチが牽引したほか、ワイヤレスも「Meraki」や「Wave2」などの販売が伸びた。そのほか、「HyperFlexシステム」などのデータセンター向けサーバーは2桁の伸びを示した。IP電話やビデオ端末、IoT関連やアナリティクスなどの「アプリケーション」は、同10%増の13.39億USD。テレビ会議システムやアプリケーションパフォーマンス管理ソリューション「AppDynamics」が堅調に推移。サイバーセキュリティー関連製品の「セキュリティー」は同12%増の6.27億USD。ネットワークセキュリティーやUTMなどが好調。「その他製品」が同18%減の2.32億USD。「サービス」は同3%増の32.02億USD。コンサルティング技術支援サービスであるアドバンスドサービスが伸長した。
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2019/7期1Q(8-10月)の会社計画は、売上高が前年同期比5-7%増、調整後粗利益率が63-64%、調整後営業利益率が30-31%、調整後EPSが0.70-0.72USD。通期市場予想は、売上高が前期比4.3%増の514.53億USD、当期利益が同115.2倍の126.74億USD。同社は8/2、アクセス・セキュリティーと多要素認証の統合ソリューションをクラウド経由で提供する非公開企業Duo Securityの買収を発表。2019/7期1Qに買収が完了する見通し。
配当予想(USD) 1.40 (予想はBloomberg)
終値(USD) 46.22 2018/8/20
会社概要
1984年に設立された世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社。ネットワークシステム、ソリューションの販売やこれらに関するサービスの提供を行う。ルーター、スイッチ、ワイヤレスLAN、アクセスポイント、IP電話、ビデオ会議端末、データセンター、セキュリティー、ソフトウェア等を製造・販売するほか、テクニカルサポートサービスなども提供する。顧客は中小企業から大企業まであらゆる規模の事業会社、政府機関、研究機関、サービスプロバイダーなど多岐に及ぶ。
同社が開発している「Intent Based Networking」は、インテント(ビジネスの意図)を自動的にネットワークに反映することを可能にするテクノロジーで、ネットワーキング、セキュリティー、コラボレーション、クラウドの間で常に進化し、高度に安全でインテリジェントなデジタルビジネスのプラットフォームを提供する。同社事業は、米国、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋地域・日本・中国(APJC)の3つの地域セグメントに分かれている。
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