What is the news?
2018/5期4Q(3-5月)は、売上高が前年同期比8.8%増の173.14億USD、営業利益が同5.8%減の158.24億USD、純利益は同10.5%増の11.27億USD。世界的な好景気により輸送サービスへの需要が拡大。輸送量・基本運賃がともに改善した。時間給従業員の賃上げの加速が一部相殺したものの、フェデックス・エクスプレスと蘭TNTエクスプレスの統合に伴う再編で生じた税控除の2.55億USDや海外事業の利益還流に伴う外国税額控除の1.33億USDなども寄与し最終増益を確保した。蘭TNTエクスプレスの買収関連費用やサプライチェーンののれん減損損失などを除いた非GAAP営業利益(以下、非GAAP営業利益)は同14.6%増の20.0億USD、非GAAP営業利益率は11.5%と前年同期から0.4%ポイント改善。全事業セグメントが非GAAP営業利益率の会社計画を達成した。非GAAPベースの調整後EPSは5.91USDと市場予想の5.69USDを上回った。
事業セグメント別の業績は以下の通り。フェデックス・エクスプレスは、売上高が同8.8%増の95.98億USD、営業利益が同11.5%増の9.90億USD。世界的な貨物輸送マージンの上昇や蘭TNTエクスプレスの非主力事業の売却益8,500万USDが寄与した。フェデックス・グラウンドは、売上高が同11.7%増の47.97億USD、営業利益が同18.2%増の8.32億USD。1日あたり平均輸送量が同6%伸びたほか基本運賃が上昇した。フェデックス・フレートは、売上高が同16.4%増の18.62億USD、営業利益が同34.6%増の1.75億USD。積載効率が同8%上昇したことに加え、1日あたり平均配達量が同8%増えた。コーポレート・その他は、営業利益が▲5.07億USDと前年同期の▲1.41億USDから赤字幅拡大。
How do we view this?
2019/5通期の会社計画は、売上高が前期比9%増、営業利益率が7.9%、蘭TNTエクスプレスの買収関連費用を除く営業利益率が8.5%、退職給付年金の時価評価調整と蘭TNTエクスプレスの買収関連費用を除く調整後EPSが17.00-17.60USD、実効税率が25%、設備投資が56億USDである。また、2020/5期までにフェデックス・エクスプレスの営業利益を、150億USDまで増やす計画。2019/5通期の市場予想は、売上高が前期比7.2%増の701.39億USD、当期利益が同1.1%減の45.21億USD。
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