What is the news?
2017/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比4.1%増の170.53億USD、純利益が▲6.87億USDと前年同期の96.01億から赤字転落。FPGAデバイスや、データセンター、人工知能(AI)、自動運転車向けプラットフォームなどの「データ・セントリックビジネス」の成長が寄与し、売上高は四半期ベースで過去最高。売上高総利益率も63.1%と前年同期の61.7%から1.4%改善。一方で、海外留保利益に対するみなし本国送還税など、税制改革に伴う一時費用として54億USDを計上し、実効税率は111.4%となった。これが重荷となり利益面では赤字転落となった。調整後EPSは0.66USDと市場予想の0.64USDを上回った。
セグメント別の業績は以下の通り。コンピューター端末部門は、売上高が前年同期比1.9%減の89.54億USD、営業利益が同7.4%減の32.63億USD。データセンター部門は、売上高が同19.6%増の55.82億USD、営業利益が同59.1%増の29.92億USD。IoT部門は、売上高が同21.1%増の8.79億USD、営業利益が同42.9%増の2.60億USD。非揮発性メモリー部門は、売上高が同8.9%増の8.89億USD、営業利益が0.31百万USDと前年同期の▲91百万USDから黒字転換。プログラマブル・ソリューション部門は、売上高が同35.2%増の5.68億USD、営業利益が同95.0%増の1.56億USD。その他は、売上高が同70.6%減の1.81億USD、営業利益が▲13.07億USDと前年同期の▲10.49億USDから赤字幅拡大。
How do we view this?
2018/12期1Q(1-3月)の会社計画は、売上高が150億USD、売上高営業利益率が25%、実効税率14%、EPSが0.65USD。2018/12通期の会社計画は、売上高が650億USD、売上高営業利益率が28%、実効税率14%、EPSが3.30USD。2018/12通期の市場予想は、売上高が前期比3.4%増の649.04億USD、純利益が同64.3%増の157.74億USDである。シティのアナリスト、クリストファー・デーンリー氏によれば、2017/4Qに始まった企業向け半導体需要の回復は経済の改善と税制改革を追い風に2018年も持続可能であり、企業向けが売上の50%超を占める同社は恩恵を受ける見込みである。シティは同社株式を「トップピック」に選定した。
配当予想(USD) 1.16 (予想はBloomberg)
終値(USD) 50.71 2018/3/6
会社概要
1968年に設立した世界最大の半導体メーカー。マイクロプロセッサー、チップセット、SoC(システム・オン・チップ)等のプラットフォームを中心に設計・製造する。OEM/ODM企業、クラウド・通信サービスプロバイダーをはじめ、通信機器メーカー、自動車メーカーなど幅広い顧客に提供している。提供するプラットホームは、「インテル® Quark™」、「インテル Atom®」、「インテル® Pentium®」、「インテル® Core™ m3」、「インテル® Core™i」、「インテル® Xeon®」、「インテル® Xeon Phi™」、「インテル®Itanium®」等のマイクロプロセッサーを基に構成される。
同社事業は、ノートPCやデスクトップPC、タブレットなど端末向けのコンピューター端末部門(CCG)、データセンター部門(DCG)、IoT部門(IOTG)、ソリッドステートドライブで使用されるNAND型フラッシュメモリー等を手掛ける非揮発性メモリー部門(NSG)、主にFPGAデバイスを手掛けるプログラマブル・ソリューション部門(PSG)、その他の6つのセグメントがある。
企業データ(2018/3/7)
ベータ値1.11
時価総額(百万USD) 236,714
企業価値=EV(百万USD) 245,333
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,610
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