What is the news?
2018/8期1Q(9-11月)は、売上高が前年同期比71.4%増の68.03億USD、純利益が同14.9倍の26.78億USDとなった。調整後EPSは2.45USDと市場予想の2.21USDを上回った。売上高総利益率は55.1%と前年同期から29.6%改善した。引き続きメモリー製品の需要が堅調で、DRAM、NAND ともに出荷メモリー総容量が増加し、大幅な増収増益となった。データセンター向けSSDやDRAM、スマートフォン向けLPDRAM、マルチチップ・パッケージ、マネージドNANDをはじめ、自動運転向けのメモリ・ストレージやゲーム向け画像処理半導体などが伸びた。
セグメント別では、4部門全て好調であった。コンピューター・ネットワーク部門(CNBU)は、売上高が同2.2倍の32.1億USD、営業利益が同9.4倍の19.1億USD。営業利益率は60%と前年同期から46%改善した。ストレージ部門(SBU)は、売上高が同60.5%増の13.8億USD、営業利益が黒字転換の4.0億USD。営業利益率は29%であった。モバイル部門(MBU)は、売上高が同33.0%増の13.7億USD、営業利益が同5.7倍の5.05億USDであった。営業利益率は37%と前年同期から28%改善した。エンベデッド部門(※)(EBU)は売上高が同43.6%増の8.30億USD、営業利益が同92.1%増の3.42億USDであった。営業利益率は41%と前年同期から10%改善した。
(※)エンベデッド:自動車、産業、家電製品向けに販売されているメモリー製品など半導体の組み込み部門
How do we view this?
2018/8期2Q(12-2月)会社計画は、売上高が68-72億USD、売上高総利益率が54-58%、営業利益が32.5-34.5億USD、調整後EPSは2.51-2.65USDである。2018/8通期の市場予想は、売上高が前期比35.8%増の276.02億USD、当期利益が同2.2倍の110.29億USDである。同社はメモリー市場の見通しについて、2018年のDRAMのビット成長率が20%以下、NAND型フラッシュが50%としている。2018/8期の同社の出荷量はDRAMについては業界全体の伸びを下回るものの、NAND型フラッシュについては業界の成長率をやや上回る見通しだ。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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