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個別銘柄レポート:マイクロソフト

クラウドサービス好調、独SAPと提携拡大も

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ナスダック | インフラ・ソフトウェア| 業績レビュー

BLOOMBERG MSFT:US | REUTERS MSFT.OQ

  • 2018/6期1Q(7-9月)は、売上高が前年同期比11.9%増の245.38億USD、営業利益が同14.8%増の77.08億USD、純利益が同16.0%増の65.76億USDであった。EPS は0.84USDで、市場予想の0.71USDを上回った。
  • 商用向けクラウドサービスが伸びた。特にクラウドインフラサービス「Microsoft Azure」の売上が前年同期比90%増と寄与。
  • 2018/6通期市場予想は、売上高が前期比18.3%増の1,063.99億USD、当期利益が同20.9%増の256.42億USD。独SAPとクラウド事業での提携を拡大。

What is the news?

2018/6期1Q(7-9月)は、売上高が前年同期比11.9%増の245.38億USD、営業利益が同14.8%増の77.08億USD、純利益が同16.0%増の65.76億USDであった。EPS は0.84USDで、市場予想の0.71USDを上回った。商用向けクラウドサービスが伸び、売上高が前年同期比56.3%増の50億USDとなった。特に開発者やITプロフェッショナル向けアプリケーションのビルド、デプロイ、管理の包括的クラウドサービス「Microsoft Azure」の売上高が前年同期比90%増と増収増益に寄与した。また、「Microsoft Azure」「Office 365」「Dynamics365」などのアプリケーションの改良によって、商用向けクラウドサービスの売上高総利益率が改善。前年同期から8%上昇し57%となった。

セグメント別の売上高は、クラウド経由で「office365」などの業務ソフトを提供するプロダクティビティ&ビジネスプロセス部門が前年同期比27.9%増の82.38億USDであった。インテリジェントクラウド部門が、同13.5%増の69.22億USDであった。「Windows」やタブレット端末「Surface」、ゲームなどを手掛けるモアパーソナルコンピューティング部門が0.2%減の93.78億USDとなった。

 

How do we view this?

 同社は商用向けクラウドサービスの年換算経常収益が2Qに200億USDを超えると予想しており、2年前に設けた目標を上回る見通しだ。また、同社は11/28に独SAPとクラウド事業での提携を拡大すると発表。マイクロソフトがSAPの主力の基幹業務ソフト「S/4 HANA」のデータベースを利用する一方、SAPは自社のソフトウエアをマイクロソフトの「Microsoft Azure」に提供する。両社に共通する顧客企業に統合したサービス利用を促進し、競合企業に対抗する狙いだ。

2018/6通期市場予想は、売上高が前期比18.3%増の1,063.99億USD、当期利益が同20.9%増の256.42億USD。

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配当予想(USD) 1.67 (予想はBloomberg)
株価(USD) 84.26 2017/12/1

会社概要
1975年にビル・ゲイツとポール・アレンにより設立。モバイルファースト&クラウドファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニー。190カ国以上で事業を展開。
OS、クロスデバイスの生産性アプリケーョン、サーバーアプリケーション、ビジネスソリューションアプリケーション、デスクトップ・サーバー管理ツール、ソフトウェア開発ツール、ビデオゲーム、システムインテグレータ・開発者向け研修などを提供する。「Windows」でOSの世界シェアトップ。また、PC、タブレット、ゲーム、エンターテイメントコンソール、関連アクセサリ等のデバイスの設計、製造、販売やクラウドソリューションやコンサルティング等のサービスの提供も行う。

企業データ(2017/12/4)
ベータ値1.07
時価総額(百万USD) 650,031
企業価値=EV(百万USD) 597,035
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,585

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主要株主(2017/12) (%)
1.Vanguard Group 7.41
2.Blackrock 6.43
3.Capital Group Companies INC 5.65
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

 


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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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