What is the news?
2018/6期1Q(7-9月)は、売上高が前年同期比11.9%増の245.38億USD、営業利益が同14.8%増の77.08億USD、純利益が同16.0%増の65.76億USDであった。EPS は0.84USDで、市場予想の0.71USDを上回った。商用向けクラウドサービスが伸び、売上高が前年同期比56.3%増の50億USDとなった。特に開発者やITプロフェッショナル向けアプリケーションのビルド、デプロイ、管理の包括的クラウドサービス「Microsoft Azure」の売上高が前年同期比90%増と増収増益に寄与した。また、「Microsoft Azure」「Office 365」「Dynamics365」などのアプリケーションの改良によって、商用向けクラウドサービスの売上高総利益率が改善。前年同期から8%上昇し57%となった。
セグメント別の売上高は、クラウド経由で「office365」などの業務ソフトを提供するプロダクティビティ&ビジネスプロセス部門が前年同期比27.9%増の82.38億USDであった。インテリジェントクラウド部門が、同13.5%増の69.22億USDであった。「Windows」やタブレット端末「Surface」、ゲームなどを手掛けるモアパーソナルコンピューティング部門が0.2%減の93.78億USDとなった。
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同社は商用向けクラウドサービスの年換算経常収益が2Qに200億USDを超えると予想しており、2年前に設けた目標を上回る見通しだ。また、同社は11/28に独SAPとクラウド事業での提携を拡大すると発表。マイクロソフトがSAPの主力の基幹業務ソフト「S/4 HANA」のデータベースを利用する一方、SAPは自社のソフトウエアをマイクロソフトの「Microsoft Azure」に提供する。両社に共通する顧客企業に統合したサービス利用を促進し、競合企業に対抗する狙いだ。
2018/6通期市場予想は、売上高が前期比18.3%増の1,063.99億USD、当期利益が同20.9%増の256.42億USD。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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