フェイスブック株続伸、新たな対話アプリ開発中 インスタと連携
・新アプリの名称「スレッズ」
・「スナップチャット」運営会社株は急落
27日の米株式市場でフェイスブック<FB>が続伸した。新たなメッセージアプリを開発していると伝えられたことが背景にある。
フェイスブックは前日比0.52%高の181.30ドルで通常取引を終えた。
米テクノロジーニュースサイトのザ・ヴァージは26日、フェイスブックが「Threads(スレッズ)」と呼ばれる新たなメッセージアプリを開発していると伝えた。フェイスブック傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」のコンパニオンアプリとして開発されている。
スレッズのユーザーは、インスタの「親しい友達」リストにある他のユーザーとテキストや画像、動画によるメッセージに加え、位置情報や電池の残量などを共有できるようになる。
スレッズは現在、フィエスブックの内部で試験が行われているという。
戦略転換
インスタは2017年遅くからスタンドアローン型のメッセージアプリ「ダイレクト」の開発に取り組んできたが、5月に中止した。メッセージを送信する際に要求されるインスタからダイレクトへのスイッチがベータ試験参加者の間で不評だったことが理由の1つとされている。
これに先がけ、フェイスブックは4月、少人数がつながる対話アプリや画像共有アプリを介した物販などを通じた収益拡大を目指す新事業戦略を発表していた。これまでの主軸であった多人数がつながる交流サイト「ニュースフィード」からの戦略転換となる。
スナップチャット
親しい友人の間で利用される画像・動画メッセージアプリでは「スナップチャット」がすでに成功を収めている。スレッズの導入により、スナップチャットに対するフェイスブックの競争力が高まるか注目される。
米株式市場でスナップチャットを運営するスナップ<SNAP>は、フェイスブックのアプリ開発に関するニュースで27日、大幅安となった。通常取引終値は3.72%安の15.51ドル。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。