テスラの目標株価を40%引き上げ、「バッテリーデー」への期待で─調査
テスラが22日に開催する「バッテリーデー」を前に目標株価の引き上げが相次いでいる。クレディスイスは16日、テスラの目標株価を280ドルから400ドルへと42%超引き上げた。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA>が22日に開催する「バッテリーデー」を前に、アナリストによる目標株価の引き上げが相次いでいる。クレディスイスは16日、テスラの目標株価を280ドルから400ドルへと42%超上方修正した。
クレディスイスは、バッテリーが向こう20年間のテスラの成長の柱になると予想。その上で、バッテリーデーは実質的に「マスタープラン パート3」である可能性を示唆した。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が2006年に発表した最初のマスタープランは、まず高価格帯の自動車を少量生産し、その売上でより低価格な自動車を中量生産し、またその売上でさらに低価格な自動車を大量生産するというもの。そして、太陽光発電による電力を供給するとした。
このプランを受けて「モデルS」、「モデルX」、および低価格EVの「モデル3」が設計された。
それから10年後の16年に発表した「マスタープラン パート2」には、人が運転するよりも10倍安全な自動運転能力を開発するといった計画が含まれた。
クレディスイスによると「マスタープラン パート3」には、テスラをEV業界へのバッテリーとバッテリー技術のサプライヤーに変貌させる計画が含まれる可能性がある。
テクノロジー・リーダーとしての地位強化へ
ドイツ銀行もまた16日にテスラの目標株価を400ドルに引き上げた。従来の目標株価の300ドルから33%超の上方修正となる。
バッテリー容量を増強させる新たな製造システムや、パフォーマンスの大幅な向上につながる改善された電池化学などを発表する可能性があるとドイツ銀は予想する。
ドイツ銀は、メディアと投資家のイベントへの期待は高いとし、テスラはその多くに応えてテクノロジー・リーダーとしての地位を強化できると確信するとした。
16日の米株式市場でテスラは前日比8.00ドル(1.78%)安の441.76ドルで取引を終えた。
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