米10年債利回り、1%台乗せも 大統領選でバイデン氏勝利なら
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利し、上院選でも民主党が過半数を獲得するとの観測が高まるなか、米長期金利が上昇した。選挙結果の判明後、指標の10年物国債利回りは節目の1%を上抜くとの見方がある。
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利し、上院選でも民主党が過半数を獲得するとの観測が高まるなか、米長期金利が上昇した。選挙結果の判明後、指標の10年物国債利回りは節目の1%の上抜くとの見方がある。
3日のニューヨーク債券市場で10年物国債利回りは前日比0.06%高の0.90%と、5カ月ぶりの高水準で取引を終えた。その後の時間外取引では一時、0.94%まで上昇した。
大統領選の結果、いわゆる「トリプルブルー」(大統領、上下院とも民主党)が現実のものになれば、大規模な経済対策の早期に成立する可能性が高まり、国債増発の思惑へとつながる。
米マーケットウオッチが3日、BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジストの話として伝えたところによると、開票プロセスがスムーズかつ迅速である場合、10年債利回りは早々に主要な節目である1%を上抜く可能性がある。
一方、投票日翌朝の時点で状況が依然として不透明である場合、リスク資産は短期間で今週の上げ幅を帳消しにし、債券やその他の安全資産が買われるだろうと語った。
バイデン氏が優勢との見方が強まるなか、2日と3日の両日でS&P500種株価指数は3%超上昇した。
一方、長期金利が急伸すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が5日まで開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で長期債の買い入れを増やす調整を施すことで対処するとのシナリオも考えられるとの声もある。
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