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リフトが時間外で急伸、一時12%高 4~6月期72%増収

・赤字幅が前期から縮小
・ロックアップ期間終了を前倒しへ

Source: Bloomberg

7日の米株式市場の時間外取引でライドシェア大手のリフト<LYFT>が一時12%高を付けた。2019年4~6月期決算が72%の増収となったことや、19年12月通期の業績予想を上方修正したことが好感された。

リフトは同日の取引を前日比1.59(2.71%)高の60.29ドルで終了。その後、時間外取引で一時、12.56%高の67.26ドルまで上値を伸ばした。

同日発表した19年4~6月期決算は、売上高が前年同期比72%増の8億6730万ドル(約920億円)。市場は8億1000万ドル程度を予想していた。

ライドシェア最大手ウーバー<UBER>との価格競争が一段落するなか、利用者数は前年同期比41%増の2180万人となった。利用者1人当たりの売上高は22%増の39.77ドルだった。

最終損益は6億4423万ドルの赤字で、10四半期連続で最終赤字となった。ただ、赤字幅は19年1~3月期の11億3800万ドルから大幅に縮小している。

通期予想を上方修正

リフトは、19年12月通期の業績予想を上方修正した。従来は52~53%増としていた売上高の伸び率予想を61~62%に引き上げた。また調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の赤字幅の改善見通しを示した。

これとは別に、リフトは同日、株主の株式売却を制限するロックアップ期間を予定より早期の今月19日に終了する決定を文書で開示。これを受け、時間外取引での上げ幅を縮めた。

リフトに約13%を出資する筆頭株主の楽天グループ<4755>は、午前9時57分現在、前日比2円(0.19%)安の1048円で推移している。朝高後、マイナス圏に転じた。

楽天は8日に1~6月期決算を発表する予定。


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