レオパレスが大幅反落、入居率が13カ月連続低下
・出来高、東証1部で5位
・投資会社のレオパレス株保有に動き
9日前場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が商いを伴い大幅に反落している。6日の取引終了後に発表した8月の入居率が13カ月連続で低下した。
午前10時24分現在、前週末比19円(6.25%)安の285円で推移している。
出来高は10時5分時点で493万5100株まで膨らみ、東証1部銘柄で5位となっている。
株価は前週後半、7月2日に付けた直近高値の301円を突破して314円まで上昇していたが、週明けのこの日は300円を寄り付きから割り込む展開。一時7.57%安の281円まで売られた。
8月入居率
レオパレスが管理・運営するアパートの8月の入居率は80.21%で、前月から0.46ポイント低下した。
入居者が減少すると、サブリース契約に基づき大家に約束している保証賃料に家賃収入がとどかない「逆ざや」が生じ、経営に打撃が及ぶ可能性がある。逆ざやに陥る入居率の水準はおよそ80%とされており、足元の数値はこのレベルに近い。
入居率の直近のピークは2018年3月の93.72%。しかし、18年5月にテレビ番組が界壁の不備について報じたことで同社物件の施工不良がクローズアップされ、その後多数の不備が明らかになるなか、入居率は急速に低下した。
レノ、アルデシアの保有動向
株価が激しく動くなか、投資会社の動きも注目される。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノは、レオパレス株式を一部売却していたことを6日明らかにした。
レノが同日の取引終了後に関東財務局に提出した変更報告書によると、共同保有分も含めた8月30日時点の保有比率は10.55%と、従来の16.18%から低下した。レノは「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」を保有目的をしている。
これとは逆に投資会社のアルデシアインベストメントが同日に提出した変更報告書で、レオパレス株式の保有比率を従来の9.01%から15.09%にまで引き上げたことを明らかにした。アルデシアは「純投資」を保有目的とする。
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