ユニゾが一時15%高、第三者による買収検討で 米フォートレスとの報道も
・「候補者と協議している」との声明
・HIS株は反発
16日後場の東京株式市場で不動産会社ユニゾホールディングス(HD)<3258>が大幅に反発している。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)<9603>から受けている敵対的TOB(株式公開買い付け)への対抗策として、第三者の企業などに買収してもらうことを検討していると明らかにしたことで、TOB価格の引き上げへの思惑が台頭した。
午後1時49分現在、前日比505円(14.03%)高の4105円で推移している。一時、前日比15.14%高となった。
ユニゾHDは午前中、「候補者と協議しており、本日、特別委員会および取締役会を開催予定だ」とのリリースを発表した。
HISによる敵対的TOBへの対抗策として、ソフトバンクグループ<9984>傘下の投資ファンド、米フォートレス・インベストメント・グループと組むことをユニゾHDが検討していると日本経済新聞(電子版)は午前8時30分に報じている。
これを受け、東証は8時45分からユニゾHD株式の売買を停止していたが、11時6分に再開した。
ユニゾHDが検討するのは、敵対的買収を仕掛けてきた企業とは別の友好的な企業に株を取得してもらう「ホワイトナイト(白馬の騎士)」と呼ばれる防衛策。ホワイトナイトはHISとは別にTOBを実施し、HISによる1株3100円の買い付け価格を上回る価格を提示するとみられる。
先の報道によれば、ユニゾHDはホワイトナイトとしてフォートレスの協力を得るもよう。週明けにもフォートレスがTOBを開始するとみられる。全株取得で非公開化を目指すという。
HIS株は反発。前日比135円(5.67%)高の2514円で取引されている。
HISがTOBを撤回してこの件での財務負担がなくなるとの思惑が広がり、一時、前日比8.91%高となった。
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