アップル株価目標を16%引き上げ 5G対応iPhoneへの買い替えに期待─調査
アップルの「5G」対応型「iPhone」の発売を前に目標株価の修正が相次いでいる。17日にはジェフリーズが目標株価を116.25ドルから135ドルに16%超引き上げた。
アップル<AAPL>の次世代通信規格「5G」対応の新型「iPhone」の発売を前に、目標株価の修正が相次いでいる。17日にはジェフリーズが目標株価を116.25ドルから135ドルに16%超引き上げた。10月にも発表されるとみられている次世代通信規格「5G」対応の新型「iPhone」への買い替えが主要市場で順調に進むとの見方によるもの。
ジェフリーズは、四半期ベースでの買い替えがインストールド・ベース(普及実績)で5%前後にとどまっている米国について、「iPhone 6」発売後の2014~16年が8~10%であったことを考慮に入れれば、新型iPhoneへの買い替えの伸びしろは大きいとの見方を示す。
また、米通信事業者による端末への補助金の支出は歴史的な低水準に減少しつつあるとし、新型iPhoneの発売後はこの傾向が反転すると予想。新規の5Gユーザーを獲得し、新領域における収益化を目指すために、通信事業者は5G対応型iPhoneをより多く販売する必要があるためという。
欧州では新型iPhoneが中国のファーウェイ(華為技術)製スマートフォンからシェアを奪うとみている。ファーウェイのスマホは18年に欧州でシェアを大きく伸ばしたが、米国がファーウェイ向けの部品輸出規制を強化したことで19年後半から20年にかけてシェアを縮小している。
ユーザーは同一の基本ソフト(OS)の継続使用を好むことから、ファーウェイが失うシェアの大半は「アンドロイド」スマホに移行するとみられるが、それでも新型iPhoneの追い風になるとみている。
「iPhone 8」までのシリーズ保有多い中国
一方、中国での買い替えも期待している。中国では「iPhone 8」までの3シリーズモデルのインストールド・ベースが大きく、これらが近い将来において買い替えられる可能性が高いという。
ジェフリーズが7月初めに中国のスマホ利用者6000人を対象に実施した調査によると、iPhoneを利用していると回答した対象者の75%がiPhone 8までの3シリーズモデルを保有していた。
ジェフリーズは投資判断を「買い」で維持した。
17日の米国株式市場でアップルは前日比1.79ドル(1.60%)安の110.34ドルで終了。今月1日に終値ベースで最高値となる134.18ドルを付けた後、17%超値下がりした。
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