スクエア株、195ドルまで上昇の可能性 シェアの伸びがコロナ禍前上回る─調査
米決済サービスのスクエアが29日の米株式市場で4営業日の続伸。ウルフ・リサーチが目標株価を195ドルに引き上げたことが好感された。市場シェアの伸びがコロナ禍の前を上回るという。
米決済サービスのスクエアが29日の米株式市場で4営業日の続伸。独立系調査会社ウルフ・リサーチが目標株価を160ドルから195ドルに引き上げたことが好感された。市場シェアの拡大ペースがコロナ禍の前を上回るという。
スクエアの終値は前日比4.05ドル(2.52%)高の164.81ドル。
株価の年初来上昇率は150%を超えているが、ウルフは足元の水準は依然として魅力的との見方を示す。投資判断は「中立」から「買い」に引き上げた。
ウルフはリポートで、新型コロナウイルス感染拡大の初期は小規模事業主にサービスを提供するスクエアの業績が懸念されたが、同社のPOS(販売時点情報管理)技術は力強さを証明し、トランザクションボリュームが前年比で50%増加したと指摘した。
ウルフの調査によれば、スクエアの現在の市場シェアの拡大ペースはコロナ禍の前を上回る。スクエアの時価総額730億ドルのうち、ほぼ半分の350億ドルはモバイル決済アプリの「Cash App」が占めるとウルフは見積もる。
今後は小規模事業主を対象とした少額融資サービス「スクエア・キャピタル」も成長のけん引役になることがと見込まれるという。
これに先立ち、24日にはオッペンハイマーがスクエアの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げている。目標株価は185ドル。
デジタルコマースへの大規模なシフトがスクエアの業績を押し上げているとオッペンハイマーは述べ、より多くのレストランや店舗型の小売業者がオンライン販売を利用するようになったと指摘した。
「Cash App」以外の事業に懐疑的な見方も
一方、スクエアの業績に懐疑的な見方もある。UBSは29日、スクエアの目標株価を114ドルで再確認した。価値の内訳はCash Appが39ドル、その他の事業が75ドル。投資判断は「売り」を継続した。
Cash Appの売上高の伸びは年率67%超と勢いを加速しているものの、その他の事業はコロナ禍より前の30%を下回る18%にとどまっているとUBSは指摘した。
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