マイクロソフトの決算に市場は強気見通し、1~3月期 27日発表へ
マイクロソフトが27日に1~3月期決算を発表する。PCやクラウドサービスに対する堅調な需要を受け、市場では好業績を見込む声が多い。
マイクロソフト<MSFT>が27日に1~3月期決算を発表する。PCやクラウドサービスに対する堅調な需要を受け、市場では好業績を見込む声が多い。
シティは21日付のリポートで、ビジネス向け製品部門と消費者向け製品部門の双方でPC需要は力強いとし、またサーバソフトウェア製品の更新には勢いがあると指摘。クラウドサービス「Azure(アジュール)」も引き続き堅調とし、1~3月期は主要3部門のいずれにおいても増収が期待できるとした。
サーバソフトウェア製品とAzureについては、4~6月期以降も勢いが持続する可能性があるとの見方を示す。
売上高と利益のいずれにおいても持続的な2けた成長が可能であり、大型ソフトウェア銘柄では最良のポジションにあると分析。好材料が出る可能性がある銘柄のリスト「ポジティブ・カタリストウォッチ」にマイクロソフトを加えた。
目標株価は292ドルから302ドルに引き上げ、投資判断は「買い」で据え置いた。
一方、カウエンはリポートで1~3月期にAzureが若干減速した可能性があると指摘した。それでも業績は市場予想を上回るとの見方を示す。
マイクロソフトのクラウド・アプローチは、コロナ関連の需要のみならず、会社員のオフィス勤務再開やデジタルトランスフォーメーション予算の増額などに支えられていると分析する。
目標株価は280ドル、投資判断は「アウトパフォーム(買い)」でともに据え置いた。
21日の米株式市場でマイクロソフトは前日比2.32ドル(0.9%)高の260.58ドルで取引を終えた。
売上高は400億ドル超えか、2四半期連続
マイクロソフトは1~3月期の全体の売上高予想は明らかにしていないが、エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は10~12月期決算の発表の際、部門別の予想を発表している。
それによると、ビジネス向け製品部門が133億5000万~136億ドル、消費者向け製品部門は123億~127億ドル、クラウド部門は147億~149億5000万ドル。
これらの上限を足し合わせると412億5000万ドルになる。
一方、市場の1~3月期売上高予想も410億ドルとほぼ同水準。1株あたり利益は1.77ドルとみている。
同社の売上高は10~12月期に初めて400億ドルを超えた。予想どおりになれば、2四半期連続で大台を上回ることになる。
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