テラ、東証の改善報告書の再徴求に対応へ 期限1月7日
東証の徴求を受けて創薬ベンチャーのテラが提出した改善報告書の内容が不十分とされたことについて、テラは16日、再徴求に対応する意向を示した。
東京証券取引所の徴求を受けて創薬ベンチャーのテラ<2191>が提出した改善報告書の内容が不十分とされたことについて、テラは16日、再徴求に対応する意向を示した。
東証は1日、テラが特別損益の計上などを適時に開示していなかったとして、15日を期限として改善報告書を徴求した。15日にテラが提出した報告書について内容が明らかに不十分であると認められるため、2021年1月7日を期限として改善報告書の再提出を徴求した。
東証によると、テラが9月3日に特別利益および特別損失の計上等について開示し、同月4日に固定資産の譲渡について開示した件について、投資者の投資判断に一定の影響を与える情報が数カ月にわたって開示遅延されていたものであり、同社の適時開示を適切に行うための体制について改善の必要性が高いと認められることで改善報告書の提出を求めた。
テラが提出した報告書の内容が明らかに不十分であると認められる事項として、本件適時開示違反以前の2019年に生じさせた6回の開示遅延について、日本取引所自主規制法人に対して回答した改善策を十分に実施・維持できなかった詳細な経緯と理由、本件適時開示違反の発生経緯と理由、ならびに前述の改善策が十分に実施・維持されず、本件適時開示違反が生じた根本的な原因の分析などを挙げた。
テラは16日付のプレスリリースで、東証による改善報告書の再徴求に真摯に対応していく意向を示した。
17日の株式市場でジャスダックに上場するテラは午前中に322円まで売られ、4月30日以来の安値を付けた。午後2時33分現在、3円(0.9%)高の338円で推移している。
テラのリリースによると、同社は子会社を通じてメキシコ・イダルゴ州での新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発に関わっている。
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