ウーバー株、20年は大幅高の可能性、昨年のフェイスブック並みに―調査
・目標株価64ドル
・米配車サービス、成長余地大きい
配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズ<UBER>の株価が今年、2019年に年間約55%上昇したフェイスブック<FB>並みの大幅な上昇をみせる可能性がある。RBCキャピタルマーケッツの調査によると、損失の削減とともに、配車サービス事業の成長が見込まれる。
RBCのアナリストのマーク・マハニー氏は24日、米テレビ局CNBCに対し、ウーバーはRBCの今年のトップピック銘柄だと述べた。
米株市場での24日のウーバーの終値は前日比0.60ドル(1.6%)安の36.80ドル。
RBCによるウーバーの目標株価は64ドルで、この見立て通りなら、24日の終値から70%超の上値余地がある。投資判断は「買い」。
マハニー氏は、フェイスブックは18年に混乱した状態にあったが、ファンダメンタルズは損われなかったとし、ウーバーも同様の状態にあるとみていると述べた。
フェイスブックはこの年、個人情報の流出問題などで株価が大きく下げる場面があった。
同氏は、ウーバーが料理宅配サービス「ウーバーイーツ」のインド事業を売却したことに言及し、この種のポジティブな決定を重ねれば損失の削減が可能だと指摘した。
ウーバーが昨年11月に発表した19年7~9月期決算は最終損益が11億6200万ドルの赤字。6四半期連続で最終赤字となった。同社は2月6日に10~12月期決算を発表する予定。
サービス利用率
同氏はまた、米国の配車サービスに成長余地が大きいこともウーバーにとって強みだと述べた。
RBCの調査によると、米国のインターネット利用者のうち配車サービスを利用するのはわずか40%程度。この数値は倍増する可能性があるとみていると同氏は語り、ウーバーは中核の配車サービス事業で20%のブッキングの伸びを市場予想よりも長期間維持できる可能性があると予想した。
ウーバーは昨年5月10日に上場した。取引初日の終値は41.57ドルと、新規株式公開(IPO)価格の45ドルに比べて7.6%安だった。6月に付けた47.08がIPO後の高値。11月には25.58ドルまで売られた。
ただ、20年の年初来上昇率は20%超に達している。
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