金価格、21年上期に2000ドル超で頭打ちに ETF投資が減少へ━調査
金価格は向こう3~6カ月で2000ドルを超える水準まで上昇する可能性があるが、通貨の急落といった事態が発生しなければ、その後は下落に転じる見通し。シティが予想した。
金価格は向こう3~6カ月で1オンス=2000ドルを超える水準まで上昇する可能性があるが、通貨の急落といった事態が発生しなければ、その後は下落に転じる見通し。シティが予想した。
11月30日付のシティの顧客宛ての電子メールを貴金属専門サイトのKitcoが引用して伝えた。金上場投資信託(ETF)への投資が減少するとの見方を理由に挙げている。
世界のETFが価値の裏付けとして保有する金現物の残高について、20年は800トンの純増になるとシティは予想。従来の見通しを75トン引き下げた。
金ETFから資金が流出した11月に金価格は1800ドルの節目を下回る水準まで押されたとシティは指摘。ただし、1700ドルの支持線は堅いという。
コロナワクチンの接種開始に伴う先進国経済の回復見通しやリスクオフ資産からリスクオン資産へのシフトもまた、金価格にとって逆風になるという。
銅を含む工業用金属に対してはより楽観的だとし、工業用金属の価格の上昇は、リスクオフ資産からリスクオン資産に投資家の選好が移ることを示唆していると述べた。
30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)に上場する金先物で取引の中心である2月限は前週末比7.2ドル(0.4%)安の1780.9ドルで取引を終えた。
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