ブレント原油の21年平均は48.53ドル、WTIは45.78ドルへ━米EIA
米エネルギー情報局(EIA)は、2021年の北海ブレント原油のスポット価格が平均1バレル=48.53ドルになると予想。WTI原油については45.78ドルと予想した。
米エネルギー情報局(EIA)は、2021年の北海ブレント原油のスポット価格が平均1バレル=48.53ドルになると予想。ウェストテキサス・インターミディエート(WTI)原油については45.78ドルと予想した。
8日発表の短期エネルギー見通しで明らかにした。在庫が高い水準にとどまりながらも、世界需要の増加や石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスの供給抑制により減少が見込まれるという。
ブレント原油の21年1~3月期の平均価格は47ドル、10~12月期は50ドルを予想。11月発表の見通しからそれぞれ5ドルと1ドル上方修正した。
1~3月期の平均価格予想の5ドルの引き上げは、OPECプラスが3日に協調減産の規模を21年1月から日量50万バレル縮小することで合意したことを受けたものという。
OPECプラスは足元の日量770万バレルの減産規模を、1月以降は720万バレルにする。当初は1月から減産規模を580万バレルまで縮小する予定だった。
21年のOPECの原油生産については日量平均2750万バレルと予想。20年の推定同2560万バレルから増加するとみている。
9日のインターコンチネンタル取引所(ICE)で北海ブレント原油先物の期近の2月限は前日比0.02ドル(0.04%)高の48.86ドルで引けた。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)に上場するWTI原油先物の期近の1月限は同0.08ドル(0.18%)安の45.52ドルで取引を終えた。
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