銅価格、21年は平均8625ドル 22年前半までに1万ドルへ─ゴールドマン
ワクチン普及への期待が高まるなか、銅価格が上昇している。ゴールドマンは2021年も銅の上昇は継続し、LME銅3カ月物の年平均価格は1トン=8625ドルになると見込んでいる。
コロナワクチン普及への期待が高まるなか、銅価格が上昇している。ゴールドマン・サックスは2021年も銅の上昇は継続し、ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場で指標となる3カ月先物の年平均価格は1トン=8625ドルになると見込んでいる。
LME銅3カ月物はコロナ第1波の最中の3月に4630ドルまで下落。約3年半ぶりの安値を付けた。
しかし、その後急速に回復。経済の正常化への期待や供給障害、ドル安など背景に18年の高値である7300ドル水準を11月に突破し、今月1日に13年3月以来の高値となる7743ドルを付けた。3日は7682ドルとなっている。
米メディアのCNBCによると、ゴールドマンは足元の動きについて、決して不合理なものではなく、銅の構造的な強気相場を反映したものとみている。
中国景気の拡大継続見通しや各国政府の景気刺激策により、銅は引き続き強い需要が見込まれる。こうしたなか、新規の供給を促し需給を均衡させるには、価格は現在の水準から上昇する必要があるという。
ゴールドマンは向こう1年の銅価格の予想を9500ドルとし、従来予想の7500ドルから引き上げた。また、21年と22年の平均価格をそれぞれ8625ドルと9175ドルと予想した。
銅価格、1万ドル台へ
さらに、11年に記録した過去最高値である1万170ドルを22年前半までに試す可能性は非常に高いとの見方を示した。
ただ、1万ドル台への到達は一本調子にはいかないとし、需要の季節的な落ち込みなどで価格は幾度かの値固め局面を迎える可能性があると予想した。
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