ウーバー株に22％の上値余地 来年はワクチン流通で需要回復へ━調査
ウェドブッシュはウーバーテクノロジーズの株価が21年に60ドルまで上昇するとの見通しを示した。コロナワクチンの流通で景気が回復し、配車サービスの利用が増加するとの見方を理由に挙げた。
ウェドブッシュ・セキュリティーズは米配車サービス大手のウーバーテクノロジーズ<UBER>の株価が2021年に60ドルまで上昇するとの見通しを示した。景気が回復し、配車サービスの利用が増加するとの見方を理由に挙げた。
19日の米株式市場でウーバーは前日比0.13ドル（0.27％）高の49.26ドルで終えた。これは終値ベースで過去最高値となる。目標の60ドルまで約22％の上値余地があることになる。
ウーバーの投資判断は「アウトパフォーム（買い）」で据え置いた。
ウーバーの配車サービスは22年初めまでにコロナ禍以前の水準に戻る可能性があるとした。21年半ばまでに新型コロナウイルス向けワクチンが流通する見通しであり、需要の大幅な回復が見込まれるという。
通勤に公共交通機関を利用する代わりに配車サービスの利用を従業員に奨励し、そのための助成を行う企業が増えているとウェドブッシュは指摘。この傾向は来年、勢いを増すと予想した。
料理宅配サービス「ウーバーイーツ」、およびウーバーが買収した料理宅配のポストメイツは合計で1株あたり約15ドルの価値に相当するという。
コロナを巡る状況は改善する前に一段の悪化が見込まれるため、料理宅配は目先、モビリティからの圧力の相殺に役立つとした。
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