スルガ銀が続伸、4~6月純利益22%増 通期計画進捗率37%
・株価、一時12%超上昇
・出来高は東証1部で8位
15日の東京株式市場でスルガ銀行<8358>が続伸。14日発表した2019年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比21.7%増となり、会社計画に対する進捗率が高まった。
終値は前日比13円(3.58%)高の376円。一時、12.67%高の409円をつけた。株価が場中に400円台を回復するのは8営業日ぶり。しかし、400円台では戻り売りを浴び、370円台まで押し戻された。
出来高は1500万株超と、東証1銘柄で8位につけた。
同社が14日取引終了後に発表した4~6月期決算は純利益が38億円。不良債権処理額などの与信費用が減少や、政策保有株の売却益の計上が寄与した。
これを受け、上期の会社計画50億円に対する進捗率は76.9%となり、通期の計画105億円に対しての進捗率も36.6%に達した。
本業振るわず
一方、本業の利益を示す単体の実質業務純益が前年同期比30.5%減の99億円だった。スルガ銀はシェアハウス融資などでの不正で金融庁の行政処分を受け、昨年10月から5月下旬まで投資用不動産向けの新規融資を停止した。
この影響で貸出金残高(期末残高)は19年3月末比1726億円減の2兆7262億円と13.5%減った。また、貸出金利息や有価証券利息配当金を中心に資金利益も53億円減少した。
預金残高は6月末時点で19年3月末に比べ238億円減の3兆1418億円と、減少幅が前の四半期に比べて約3分の1に縮小。減少幅は四半期ごとに縮小する傾向にある。
18年6月末との比較では7297億円の減少となる。
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