テスラ株、2300ドルまで上昇へ 足元から50%超の上昇余地━調査
テスラの目標株価をパイパー・サンドラーが2300ドル超に引き上げた。足元の株価をさらに50%超上回る水準だ。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA>の目標株価を金融サービス大手パイパー・サンドラーが2300ドル超に引き上げた。これを受けて14日の米株市場でテスラ<TSLA>は反発した。
14日の終値は前日比19.74ドル(1.32%)高の1516.80ドル。10日に最高値となる1544.65ドルで引けている。
パイパー・サンドラーは13日の取引終了後、テスラの目標株価を939ドルから2322ドルへと2倍以上引き上げた。テスラの年初来上昇率は260%を超えているが、パイパー・サンドラーの目標株価は足元の株価をさらに50%超上回る水準だ。
主要金融機関では最も高い目標株価となり、2番目の1525ドルを大きく引き離す。ファクトセットによると、目標株価の平均は867.69ドル。
目標株価の引き上げの理由として、予想よりも速いペースでの株価上昇とソフトウエアの大きな可能性を挙げている。
パイパー・サンドラーはリサーチノートで「配車台数が短期予想の引き上げの主要な要因の1つである一方、DCF法による目標株価の引き上げに最大の貢献をしたのがソフトウエアだ」とし、「より多くの顧客がテスラの完全自動運転対応機能(FSD)ソフトウエアをオプトインすれば、売上総利益率の30%超の押し上げが見込まれるとテスラは言及している」と述べた。
さらに「FSDソフトは利益率が高いことから、ことによると2030年代までにはテスラは営業利益率を実現しながらも原価、もしくはそれ以下で自動車を販売できるかもしれない」とした。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はパイパー・サンドラーの新たな目標株価を知り、自身のツイッターに「wow.」と投稿した。
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