テスラ株、2500ドルまで上昇の可能性 中国需要と新バッテリーで─調査
テスラの株価は今後1年で2500ドルまで上昇する可能性がある。中国での需要増加と新たなバッテリー開発が後押しする見通し。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA>の株価は今後1年で2500ドルまで上昇する可能性がある。中国での需要増加と業界を一変させる可能性のある新たなバッテリー開発が後押しする見通し。ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダニエル・アイブス氏が強気シナリオとして発表した。
アイブス氏は「中国のEV需要の7月/8月の加速開始を引き続き見込んでいる。テスラは内外の競合会社と市場シェアを競っており、ギガファクトリー3は成功の要であり続けている」と分析する。
テスラは2020年に中国・上海のギガファクトリー3からの15万台の出荷を目指しており、20年通年の世界販売目標である50万台の達成に寄与する見通しだとアイブス氏は語る。
新型コロナウイルスの感染拡大により、米カリフォルニア州フリーモントの主要工場はほぼ2カ月間操業を停止したが、テスラの今年上期の納車台数は17万9000台を超えた。
19年通年のテスラの販売台数は前年比50%増の36万7500台だった。
バッテリーデー
テスラは注目イベント「バッテリーデー」を9月22日にフリーモント工場で開催する。アイブス氏によると、100万マイル走行可能な先端バッテリー技術をテスラは発表するかもしれない。従来のガソリン車メーカーとの競争に有利に働く可能性があると同氏は指摘した。
アイブス氏によると、基本シナリオにおけるテスラの目標株価は1900ドル。
17日の米株市場でテスラは前週末比184.93ドル(11.20%)高の1835.64ドルで終了。初めて1800ドルの節目を突破した。年初来の上昇率は320%を超える。
テスラの時価総額は3420億9300万ドル。ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、フィアット・クライスラーの米ビッグスリーの合計を上回る。
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