アップルの目標株価295ドル 「iPhone」好調―RBC調査
・投資判断「アウトパフォーム」
・「iPhone」が確固たる基盤提供
RBCキャピタルマーケッツは13日、アップル株<AAPL>について投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を295ドルで調査を開始した。スマートフォン「iPhone」の好調を理由に挙げている。
RBCが目標株価とする295ドルはアップルの調査では3番目に高い。アップル株の13日終値水準に比べ、11.5%高い水準となる。
RBCのアナリスト、ロバート・ミューラー氏は、文句なしに世界で最も人気のある消費者向けの製品であるiPhoneが確固たる基盤を提供しているとし、iPhoneは日々の生活に深く根付き始めていると指摘した。
一部の投資家やアナリストが懸念するiPhoneの売上高減少については、最近のアップル製品のライフサイクルが長期化している一方で、スマートフォンの浸透の流れが後退するとはみていない、と同氏は述べた。
さらに、iPhoneの売上高減少を補うべく、アップルはハードウェア製品群を拡大させているとし、こうした中にアップルウォッチやエアポッドが含まれるとした。
ミューラー氏は、アップルの製品イノベーション、および2021年に見込まれる次世代高速通信「5G」対応型iPhoneの発売が長期的な価値を創出するだろうと指摘した。
同氏はまた、アップルの強いバランスシートに言及。2015年以来、アップルは2420億ドル規模の普通株の買い戻しを実施しており、これはマイクロソフトの自社株買いの3倍に相当すると指摘した。
その上で、アップルの現在の正味の手元資金(ネットキャッシュ)は1000億ドルであり、同社の経営陣が「キャッシュ・ニュートラル」を目指していることを鑑みれば、ネットキャッシュの過半が投資家に還元されるだろうと予想した。
時価総額
13日の米国株式市場でアップルは前日比2.51ドル(0.96%)高の264.47ドルで取引を終えた。この日は一時264.78ドルまで上昇し、史上最高値を更新している。年初来の上昇率は6割を超えた。
時価総額は1兆ド台を回復し、13日終値時点で1兆1750億ドル。マイクロソフト<MSFT>を僅差でかわして世界首位に立つ。
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