レオパレスが年初来安値、36億円減損計上
31日の株式市場で経営再建中のレオパレス21が年初来安値を更新。保有物件の売却に伴い、36億円の減損損失を計上する方針と発表した。
31日の東京株式市場で経営再建中の賃貸住宅大手レオパレス21<8848>が大幅に売られ、年初来安値を更新した。保有物件18棟の売却に伴い、2020年4~6月期に36億円の減損損失を計上する方針と発表したことが材料視された。
終値は前日比11円(6.67%)安の154円。後場の初めに9.09%安の150円まで売られた。
レオパレスは30日、名古屋市の「ホテルレオパレス名古屋」と各地に保有する賃貸マンション17棟を売却すると発表した。施工不良問題で経営が悪化し、3月末時点で債務超過寸前に陥ったため、資金確保に向け資産の売却を進める。
これらの資産の譲渡価格は約36億円で帳簿価格の約半額。売却額が帳簿価格を下回るため、4~6月期に約36億円の減損損失を計上する見込み。
売却先は非公表。資本関係や取引関係はないという。9月末までの譲渡を予定している。
経営再建の一環として、レオパレスは非中核のホテル・リゾート事業からの撤退を決定した。グアムに保有するホテルも早期の譲渡を目指している。
レオパレスはあわせて4~6月期決算の発表を9月11日に延期すると発表した。当初は8月7日に予定していた。
一方、再建が急務とされるレオパレスに対し、ヤマダ電機が支援に乗り出すとの観測を否定する趣旨の報道が30日あったことも、この日の株売りの一因とみられている。
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