エヌビディア株が時間外で一時3%安 11~1月期のデータセンター向け予想に弱さ
18日の米株式市場の時間外取引でエヌビディアが一時、3%超下げた。同日夕に8~10月期決算と同時に発表した11月~21年1月期の業績予想で、データセンター向けの半導体売上高が前期比ベースで減少するとの見方を示した。
18日の米株式市場の時間外取引で米画像処理半導体(GPU)のエヌビディア<NVDA>が一時、3%超下押された。同日夕に2020年8~10月期決算と同時に発表した11月~21年1月期の業績予想で、データセンター向けの半導体売上高が前期比ベースで減少するとの見方を示した。
エヌビディアは通常取引を前日比0.26ドル(0.048%)高の537.15ドルで終えた。時間外取引では一時、520ドルを割り込んだが、その後、下げ幅を縮めて終えている。
8~10月期決算は、売上高が前年同期比57%増の47億2600万ドル。2四半期連続で過去最高を更新している。
純利益は49%増の13億3600万ドルとなり、10四半期ぶりに過去最高を更新した。特別項目を除く1株あたり利益(EPS)は2.91ドル。売上高と利益のいずれも市場予想を上回った。
売上高は5~7月期に創業以来初めてデータセンター向けがゲーム向けを上回った。しかし、8~10月期は年末商戦に向けた出荷が始まったゲーム向けが37%増の22億7100万ドルとなり、データセンター向けを逆転した。任天堂<7974>の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」に供給している基幹部品の販売額は過去最高となった。
データセンター向けは2.6倍の19億ドル。4月に買収したメラノックス・テクノロジーズの売上高がおよそ6億ドル計上された。
8~10月期はどちらの用途も過去最高を更新した。
11~1月期見通し
11~1月期の売上高は47億400万~48億9600万ドルを予想。中央値は48億ドルで、市場予想の44億1000万ドルを上回った。売上高粗利益率は65~66%を予想。市場予想の65.2%に沿った水準となる。EPS予想は示さなかった。
11~1月期はデータセンター向けの売上高が前期比で減少すると予想。中国のある顧客がメラノックスのネットワーク製品の購入を控えていることを一因に挙げた。
また、11~1月期は双方の用途でGPUが品薄状態に陥っているとした。
ソフトバンクグループ<9984>から400億ドルで買収することで9月に合意した英国のアームについては、22年初めに買収を完了する予定とした。買収には各国の競争法当局から承認を得る必要がある。
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